「嫌いを貫く」や「ふわふわ生きる」よりはマシだろう

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最近、かなり多くのブログに目を通すようになっており、自分のRSSリーダーに登録している、他の方が運営しているブログの数が増えてきています。
私の興味のベクトルは、ウェブ関連の技術情報を中心として、仕事術や生き方などに関するものが多いです。

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そんな中、発見した記事・・・

「好きを貫く」よりも、もっと気分よく生きる方法

どんなに気分が乗らなくても、どんなに苦痛でも、プログラミングするしかない。
どんなに疲れていても、体調が悪くても、納期が迫っていれば、無理してプログラミングするしかない。
好きなことを仕事にしたとたん、「好き」はあなたを縛り付け、苦痛を与え続ける拷問台になる。
これに気がついたとき、ぼくはプログラマーを辞めた。

上記記事は、「好きなことを仕事にしてそれを貫こう」という生き方の提案に対して、疑問を呈する記事です。
そして、「好きなことは移り変わっていくものだから、その流れに身を任せていこう」的なことが書かれてはいますが、具体的な生き方の方法は明示されていません。(書かれているかもしれないが、私には理解できない。)

考えられることが一つあると思うのだが、プログラミング自体が嫌いになったのではなくて、働き方のスタイルが嫌いだったのではないだろうか。
例えば、与えられた納期が迫ってきたり、体調が悪くても仕事をしなければならない状態・・など。
もし、自分のペースで、自分が好きなようにプログラミングできる環境であったなら、嫌いにはならなかったのではないだろうか、という疑問があります。

たしかに、「好きを貫く」よりも、もっと気分よく生きる方法に書いてある通り、好きなことを貫いて専門性を高め、選択と集中を行う生き方はリスキーではあります。

専門性を高めることは、その分野の仕事で高収入を得る可能性を高めるのと引き換えに、同時に、他分野への方向転換が効かなくなってしまう可能性も高めてしまうからです。
ある分野で他の人よりも得意になって、生産性を高め仕事の効率を上げているとも言えます。
もし、それまでの専門分野を捨てて、方向転換を行ったとすれば、きっと収入の大幅ダウンは避けられないケースも多いはずです。

ただ現在、私のまわりで、特に金銭的な成功を納めている友人は、好きなことを仕事にしている人が圧倒的に多い。
建築家、IT事業者、飲食店経営者、保険ライフプランナー、弁護士など。

彼らでも、忙しすぎたり、心身疲労などで、一時的に仕事のモチベーションが下がってしまうことはあるでしょう。
しかし、その仕事自体に完全にそっぽを向いてしまうほど嫌いになってしまうのは、本当に好きなのであれば稀ではないだろうか。
ちょっとの間、離れてみると、本当に好きなことって、またやりたくなってくるじゃないですか。
なにか、ウズウズしてくる感じのような。

ふわふわと職を変えたり、その時その時で、自分の好きなこと、興味のあることに取り組んでいる人で、金銭的な成功を納めている人は、私のまわりにはいません。

もし、自分が取り組んでいる仕事に嫌気がさしたら、本当にその仕事自体が嫌いになったのか、と自分と向き合って問いただしたほうが良いと思います。
それまでに培ってきた専門知識やスキルを、あっさり捨ててしまうのはあまりに勿体無いと思います。

仕事そのものではなくて・・・

・会社指示で与えられる納期
・稟議に時間のかかる職場
・やる気のない上司
・自分のアイデアを活かせない

など、仕事を取り巻く環境に嫌気がさしているのかもしれません。
そのせいで、自分の仕事自体が嫌いになったと、錯覚している恐れがあるかもしれません。
この場合は、仕事の環境や働き方のスタイルを変えれば、解決する可能性も高いと思います。

実際、私の友人の生命保険のライフプランナーや求人情報誌営業マンの方など、転職で成功して今の仕事を楽しんでいる人もいます。
両名とも元々、営業という仕事が大好きではあったが、前職場の方針や環境に嫌気がさして、転職された方です。
二人とも、決して、営業という仕事そのものが嫌いになったわけではありません。

ただし、より自分にとって好ましい職場環境を得ようとする場合、自分の専門分野を変えなかったとしても、リスクが高まることも多いかもしれません。
私の場合、プログラミングを仕事で行いますが、納期のない(あるいは自分で納期の決められる)フリーの自営業の身です。
仕事を取り巻く環境は快適ですが、自営業というリスクを背負っています。

前述した友人の例でも、両名とも転職前は正社員という雇用形態でした。
しかし現在は、ライフプランナーの方は個人事業主扱い(一応大元の企業には属している)、求人情報誌営業マンの方は契約社員となっています。
ただし両名とも、前職時代の仕事に対する姿勢を比べてみると、今のほうがはるかに充実して楽しそうです。
金銭的にも、前職時代よりも、大幅に上回る収入を得ています。

私自身も、好きな仕事を好きなスタイルでするようになって、金銭的な面のみならず、人生が幸せに近づくほうへと動き出しました。
少なくとも、現在の私は、「好きを貫く」という生き方は、「嫌いを貫く」という生き方や「ふわふわ生きる」という生き方よりも、はるかにマシな生き方であると確信しています。

参考:
動きながら考える
投資対象の選び方
情熱を注げる事業である

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