グーグルアースでセコイアの森が守られた話とグーグルのビジネス

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Google Earth(グーグルアース)、お使いになったことがありますでしょうか?

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私が初めて使ったときは、「スゲェ!スゲェ!」と連発するとともに、恐ろしさも覚えましたね。
自分の家まで上空から確認できるんですもの。
グーグルマップを初めて見たとき以上に、グーグルアースのほうが衝撃は大きかったです。

先日、テレビで「グーグルアースが守った森(素敵な宇宙船地球号)を見たのですが・・・

シリコンバレーのセコイアの森が、水道会社のダム建設のための森伐採計画の対象となっていました。
そこで、森林伐採の面積を計算するのに用いられたのがグーグルアース。
グーグルアースの開発スタッフ(レベッカさん)が中心となり、ヘリコプターから森林の上空写真を撮影し、グーグルアース上にトレースすることで、伐採計画範囲の森林の面積を正確に計算しました。

その結果、伐採計画の対象となっていた森林の面積が、州法の上限を超えていることが判明したために、森林伐採計画を阻止することができた、というお話。

環境保護とITが結びついた、代表的な例となるのでしょう。
とともに、グーグルの宣伝を担う強力な事例となるに違いない。

グーグルアースは今後ますます、道路・路線・橋建設、測量・都市計画、用地買収、ビル建設工事、環境保護などに利用されていくでしょう。
そうなると、グーグルはインターネットを越えて、リアルワールドにもますます大きな影響を及ぼすことになる。
グーグルは、インターネット世界の支配者になろうとしている(というか既になっているかも)・・・のみならず、さらにリアルも含めて、世界の支配者になろうとしているにまず間違いない。

Googleは、20%ルールやdon’t be evil(邪悪にならない)という社訓があるなど、一風変わった企業です。
検索ビジネスが目立ちますけど、他にもすごいサービスをたくさん作り出している。

Google サービス一覧

Googleの活動を支える収益源は、検索連動広告という分かりやすいビジネスモデルだが、これがとてつもない儲け方をしていて、色んなことに手を出す余裕を生み出しています。
従業員1万7000人、年間売り上げ1兆6800億円・・・サービス業+従業員1万人以上という規模にもかかわらず、一人当たりの売上高が約1億円という恐るべき数字です。

Google Inc: 財務諸表(2007/12)

もう少し詳しく見てみると、粗利益約1兆円(粗利益率約60%)、税引き後純利益4200億円(利益率約25%)という驚異的な高収益モデルであり、同時に成長率もハンパではありません。
貸借対照表を見てみると、1兆7000億もの現金性資産(流動資産)を持ち、負債はたったの2600億円で安定している。

2008/3/18時点で、Google(従業員数1万7000人)の時価総額は137,6億23百万ドル(約13兆円)で、トヨタ自動車(従業員数30万人)の時価総額約18兆円に肉薄しています。

事業活動を支えるための収益性の良いビジネスを最低一つ持ち、生みだされた余裕で色んなことに手を出して新たなヒットを狙う。
多分、どんな規模でどんな事業を行うにしても、このサイクルに乗る必要があるだろう。

Googleの環境保護への取り組みは大変すばらしいと思いますが、Googleが世界の覇者となるのはちょっと怖い気がしますね。
なにせ彼らは天才集団ですから。
トヨタ自動車が世界一の企業になるのとは、ちょっと意味が違うように感じます。

便利になるのは良いが、凡人が住みにくい世界にはなって欲しくない気がするなぁ・・・。

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