STL（Standard Template Library）とは

STL（Standard Template Library）は、コンテナ（リスト、配列など）とアルゴリズムを中心とするC++のライブラリです。
STLを用いることで、二重リンクリスト（双方向リンクリスト）や動的配列のコーディングが楽になります。

コンテナ

vector
動的配列。ランダムアクセスが可能で、要素の挿入、削除ができます。

deque
任意箇所への要素を挿入、削除が可能で、vectorよりもより柔軟性を持つ動的配列。

list
双方向リンクリスト。

set
バイナリツリーに要素を持ち、ソートされて取り出す。

multiset
同じ値の要素を扱えるset。

map
バイナリツリーに要素を持つ連想配列。キーで値を検索できる。

multimap
各キーに複数の値を格納できるmap。
　
queue
キュー。

stack
スタック。

アルゴリズム

find
コンテナ内の要素を検索。

count
コンテナ内の要素をカウント。

equal
2つのコンテナが等しいかどうか評価。

for_each
コンテナの各要素に対して指定された関数を実行する。

copy
コンテナをコピー。

reverse
順序を持つコンテナでソートを逆にする。

ちょっと情報が古いみたいですけど、STLは以下のページが充実してます。