文字列の表現と処理

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Pythonの文字列は、最初からUnicodeに対応しているので、世界各国の文字列を表現することが可能です。

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文字列の表示

Pythonでは、ほかの多くのプログラミング言語と同様に、「”」(ダブルクオーテーション)、「’」(シングルクオーテーション)で囲んで、文字列を表現します。
いずれかのクオーテーションで囲まれていない場合は、それは変数として扱われますので、注意が必要です。

>>> print "Hello World !"
Hello World !
>>> 'Hello World !'
'Hello World !'
>>> HelloWorld
 
Traceback (most recent call last):
  File "", line 1, in 
    HelloWorld
NameError: name 'HelloWorld' is not defined

IDLEのもとでの実行だと、文字列の場合も、print文を省略して出力できます。
「>>> ‘Hello World !’」と実行すると、「’Hello World !’」と「’」(シングルクオーテーション)が付いて、文字列が表示されます。

「>>> HelloWorld」と実行すると、HelloWorldが定義されていない変数として扱われ、エラー警告文が発生します。

文字列の連結

文字列を連結する場合は、「+」演算子を使って、文字列を連結できます。

>>> str = "こんにちは" + "良い天気ですね"
>>> print str
こんにちは良い天気ですね
>>> print "天気が良いので" + '山登りでも' + '行きましょうか'
天気が良いので山登りでも行きましょうか

+で、文字列を連結するのは、JavaScriptっぽいですね。

文字列の抜き出

文字列に対して、インデックスを指定することで、文字列の一部分を取り出すことができます。

>>> 'abcdefghijk'[5]
'f'
>>> 'abcdefghijk'[5:8]
'fgh'
>>> 'abcdefghijk'[-2]
'j'
>>> 'abcdefghijk'[-7:-2]
'efghi'
>>> c = "abcdef" + "ghijk"
>>> c[5:8]
'fgh'

文字列の1文字目のインデックスが、「0」となります。
‘abcdefghijk'[5:8]とすることで、文字列を抜き出す範囲を指定できます。

また、「-」をインデックスに付け、インデックスに負の数を指定すると、文字列の末尾から数えて指定できます。
文字列の最後の文字が、「-1」となります。

*による文字列の繰り返し

Pythonの特徴的な文字列の操作に、「*」(掛け算)の演算子を使って、文字列を繰り返すことができます。

>>> a = 'Three dogs !'
>>> a * 3
'Three dogs !Three dogs !Three dogs !'
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