タプル
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タプルは、リストに似たデータ型ですが、タプルを定義した後は、後から値の変更やデータ構造を変更できない、という点がリストとは異なります。
後から値を変更させたくなかったり、データ構造を固定させたいときなどに、タプルを用います。
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タプルの定義
タプルを作るには、「( )」でくくり、値を「,」(カンマ)で区切ります。
タプルの値へのアクセスのときには、インデックスを[ ](ブラケット)で指定します。
>>> a = (1, 2, 3, 4, 5, 6, 7) >>> a (1, 2, 3, 4, 5, 6, 7) >>> a[4] 5 >>> a[5] = 'change' Traceback (most recent call last): File "", line 1, in a[5] = 'change' TypeError: 'tuple' object does not support item assignment >>> a.append('8') Traceback (most recent call last): File " ", line 1, in a.append('8') AttributeError: 'tuple' object has no attribute 'append'
「a[5] = ‘change’」とタプルの値を変更しようとしたり、「a.append(‘8′)」と要素を追加しようとすると、エラー文が生じます。
タプルでは、値の変更やデータ構造の変更は、できないという証明です。
タプルの中のリスト
タプルの中に、リストを定義してやると、そのリストの値は変更できるようになります。
>>> b = (1, 2, [3, 4, 5], 6, 7) >>> b (1, 2, [3, 4, 5], 6, 7) >>> b[2][1] = 'change' >>> b (1, 2, [3, 'change', 5], 6, 7)
「[3, 4, 5]」の部分が、タプル中のリストとなるわけですが、その値を変更できることが確認できます。
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