県庁公務員である父親のキャリア経歴

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もうすぐ父親の誕生日で、父親は今年で60歳になり還暦を迎えます。
完全に個人的なメモだけど、父親の経歴を記録にまとめた。
新卒で入った企業を1年で辞めて、公務員に転職したりして、結構おもしろい。
これから、公務員を目指す方などには、1人の公務員のキャリアとして参考になるかもです。

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親父の学生時代

父親は、生まれは昭和20年代。
幼少時代を地方都市の田舎町で過ごしてる。
小中学生時代から成績優秀で、生徒会長なども勤めたらしい。

高校は地元の県立高校に進み、大学は旧帝大のひとつで、法学部を出ている。
学生時代の自分の父親は、成績優秀でまじめという典型的な優等生、という印象だ。
ちなみに、母親は高校時代の同級生で、当時から仲良かったらしく、そのまま結婚まで行ってるからすごい(笑。

民間企業のメーカーに就職

父親は大学を卒業後、22歳で東証一部上場企業の某大手メーカーに入社している。
しかしながら、高度経済成長期の民間企業の効率・利益を追求する姿勢に共感できず、すぐに退社したそうだ。

この時配属されていた部署での仕事内容を聞いたことがあるのだけど、メーカーの商品を販売する小売店舗の在庫と、それら商品の物流を管理する部門。

製造業だと在庫・流通の管理は、製造工程と同じくらいビジネスの核になる部分だそうで、ミスは一切許されなかったらしい。
実際には、オペレーションでミスって、店舗の一つで大量の欠品を出したことがあるらしく、この時はこっぴどく怒られたそうだ。

話で聞いた仕事の内容は、結構おもしろそうで、実際仕事自体はおもしろくて楽しかったらしい。
ただし、とにかく売上・利益ばかりを追求して、顧客をないがしろとまでは言わないけれど、軽視している雰囲気が感じられて、それが我慢できなかったそうだ。

話によると新卒からたった1年で、このメーカーを辞めている。
「若者はなぜ3年で辞めるのか」より短い勤務年数で、すごい決断早いですね。
新卒から終身雇用で勤める人が多かった当時としては、珍しい部類だったらしい。

転職して公務員へ

その後、故郷の経済や観光の活性化に役に立ちたいと、特に地元への企業誘致の仕事に携わりたいと考えたそうで、生まれ故郷の県庁に務めることになる。
ここから、親父の30年以上に及ぶ県庁職員の行政マンとしてのキャリアがスタートして、ずっと公務員として働いてます。

25歳で高校時代の同級生である母親と結婚し、翌年26歳の時には、私が誕生した。
結婚はやいし子供生まれるのも早い。
でも当時はそのくらいが普通だったそうだ。
28歳の時には弟も誕生、私は弟との二人兄弟です。

税務課、人事課など、若手の頃の父親は忙しい部署ばかりに配属されています。
おかげで、私が幼稚園や小学生の頃は、仕事で帰りが遅く夕食を一緒に食べるのは少なかった。

同期の中では出世が一番早く、父親はそれほど野心家と言うわけでもないが、それでも仕事はできる人だったのだろう。
係長、課長補佐、課長まではとんとんと昇進し、その後、これまで色々な部署の課長をずっと務めている。

楽しそうだった大学を作る仕事

息子の視線から見ていて、親父が携わった仕事で一番やりがいを感じ、楽しそうに取り組んでいるように見えたのが、大学を設立する仕事をやっていた時です。
正確には、元々あった大学を改編し、学部を増やして大きな総合大学を作る仕事。

普段あまり仕事のことは口にしなかった父親だったけど、この大学作りの仕事の時は、色々と楽しそうに仕事のことを教えてくれた。
xx大学の教授が来てくれそうとか、xx大学、xx図書館から蔵書を譲ってもらえることになった、とか。

図書館の書籍を集めたり、全国の大学に教授の要請をしたり、と忙しく駆け回っていたようです。
この時は本当に活き活きと仕事に取り組んでいたように見えた。

正直公務員になりたいと思ったことは、私自身は一度もない。
ですが、この大学設立のために奮闘していた頃の父親の姿は、とてもかっこよく見えて、公務員の仕事も楽しそうだなと初めて感じられた。
公務員はおおかたの場合、職務内容がわかりづらくてイメージしにくい感じなので。

親父は子煩悩

仕事は忙しかったが、小さい頃は休日になると、僕ら(私と弟)ともよく遊んでくれる子煩悩な父親であったと思う。
決して家庭内を疎かにはしなかったなあ、立派な父親ですね。
当時では珍しかった存在であろう、イクメンと呼ばれる部類に入るだろうな。

旅行やお出かけにもよく連れて行ってくれてたし、私の野球部の試合にもしょっちゅう応援に来てくれていました。
私が子供とともに、よく遊び、よく学びたい、家庭で良き父親を務めたいと強く希望するのは、父親の影響によるものが大きいだろう。

それくらい、子供にとっての親の姿というのは、子供の人生の歩み方に影響を与えるものだと実感する。
自分も自分の子供に真似したい、こういう親になりたい、って思ってもらえるような父親になりたいですね。

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