mixiは利用規約改定で何をもくろんでいるのだろう?

スポンサーリンク
スポンサーリンク
ライフスタイル関連のコンテンツ
お金 | 仕事 | 勉強 | プライベート | 健康 |
プログラミング関連のコンテンツ
C言語/C++入門 | Ruby入門 | Python入門 | プログラミング全般

mixiの利用規約が改定される。(4月1日から)
ネット上では、けっこうな騒ぎになっているみたいです。

スポンサーリンク

一番の問題箇所はここか。

第18条 日記等の情報の使用許諾等

1.本サービスを利用してユーザーが日記等の情報を投稿する場合には、ユーザーは弊社に対して、当該日記等の情報を日本の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。

2.ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。

文面を読む限り、簡単に言うと・・・

1.mixiユーザーが書いた日記などアップされた情報は、mixiが勝手に使えるよ。

2.日記をmixiが勝手に公表したり、改変できるよ。その場合に、それに文句を言うのは駄目だよ。

という意味になる。

騒ぎを受けたせいか(?)、mixi側から追記がされている。

また、ユーザーのみなさまが投稿した日記等の情報(公開している自主作成の映像やイラスト、テキスト等)の使用に関しては、当社の以下対応について同意いただくもので、当社が無断で使用することではありません。

1.投稿された日記等の情報が、当社のサーバーに格納する際、データ形式や容量が改変されること。

2.アクセス数が多い日記等の情報については、データを複製して複数のサーバーに格納すること。

3.日記等の情報が他のユーザーによって閲覧される場合、当社のサーバーから国内外に存在するmixiユーザー(閲覧者)に向けて送信されること。

なお、ユーザーのみなさまの日記等の情報を書籍化することに関するお問い合わせもございますが、こちらの点につきましても、従来どおり、ユーザーのみなさまの事前の了承なく進めることはございません。

mixiも馬鹿じゃないんで(というかメチャ優秀な人達の集まりだろう、特に経営陣は)、危惧されているような、ユーザーの日記などの投稿情報を、mixiが勝手に出版したり・・ってのはありえないと思う。
そんなことしたら、ユーザー離れが一気に起きる。

仮にそのような暴挙をmixiが行ったとしても、その日記のユーザーが、著作権侵害の訴訟を起こして裁判になれば、多分ユーザーが勝つと思う。(民事ならまず勝つんではないか?法律の専門家じゃないんで確信はないけど。)

ひどすぎる著作権侵害(例えば勝手に出版など)であれば、第18条そのものが無効という判断を司法が行うのではなかろうか。

思い当たる所で、ちょっと違う例だけど・・・
不動産契約の際に敷引条項ってのが契約書に書かれていることがあるが、これを無効とする判例がある。
(敷引条項とは、簡単に言えば、敷金の返還義務はありませんよ、と家主が賃借人に約束させる契約内容)

つまり、契約や規約が一旦当事者間で交わされたとしても、訴訟になれば、関連する現行の法律に照らし合わせて、整合性がない場合は、その条項自体が無効になるということです。

しかし、mixiの第18条は、文面どおり受け取ると、はっきり言ってひどすぎる。
ほかのブログサービスなどの利用規約と比較しても、かなりユーザーの権利を制限した内容です。
司法の判断となった場合は、無効と判断されるんじゃないでしょうか。
だって、どう考えても、日記や写真の著作権は、それを投稿したユーザーに帰属するものであるはずだし。
マイミクの存在で、著作物の証明も容易いはずだ。

なんで、頭いいはずの経営陣が、こんな頭の悪いリリースをしたのだろう・・?
騒ぎになることくらい分かりそうなのにね。

ただでさえ、緩やかに過疎化しているように感じられる(私の周りでは・・)mixiは、なんでこのタイミングで、このような利用規約改定に踏み切るのだろう。
実際ここのところ、mixiのアクティブユーザーの割合が減少しているデータもあるようです。

ミクシィ決算、会員数や収益は増加もPVやアクティブ率は減少が続く

この規約の適用は、4月1日ということなので、それまでにmixi側が再度、変更することを期待します。

関連記事:

mixiの利用規約改定に関する重要なお知らせについてひとこと言っておくか
News – mixiはblog化するのか?
[戯言]mixi日記はもう真面目に何かを書く場所じゃない
ミクシイはあなたの日記をあなたに無断で商品化します
はじめての著作権講座

スポンサーリンク
 
スポンサーリンク