百度・バイドゥ 日本上陸

スポンサーリンク
スポンサーリンク
ライフスタイル関連のコンテンツ
お金 | 仕事 | 勉強 | プライベート | 健康 |
プログラミング関連のコンテンツ
C言語/C++入門 | Ruby入門 | Python入門 | プログラミング全般

中国で最大手の検索エンジンサービス会社、百度(バイドゥ)が日本でのサービスを、正式にリリースしました。

スポンサーリンク

「競合2社よりも精度の高い検索サイト」百度のロビン・リーCEO
中国の検索大手「Baidu」、日本で本格サービス
百度、本気で日本の検索エンジン市場に参入する けど
日本上陸へ「販売力のある企業と提携」中国「百度」CEO
“中国最強”の検索エンジンサイト「百度」が本格上陸、日本重視の姿勢鮮明に

以前から存在はしていましたが、2008年1月23日に、日本向けサービス「Baidu.jp」を正式オープンしたとのことです。

早速、ざーっと使ってみたのですが・・・
キーワード検索の精度に関しては、かなり良いように感じました。
MSNAsk.jpなどに比べると、かなり使える検索結果を表示してくれます。
ただ、画像や動画検索では、やばそうな結果が多そうでしたが・・・。

実際、【中国】検索エンジン3強、百度が台頭し MSN 4位という記事の通り、検索エンジンの世界シェアでは、MSNを蹴落とし、3位へと躍進したそうです。

中国語圏でのダブルバイト文字でのアルゴリズム技術と、2010年までは検索連動広告を実施しない、などのアピールポイントがあるようですが、日本市場において、その上の1位と2位、GoogleとYahooを追い抜けるかとなると・・・

・・・

日本市場では、正直、かなり難しいんじゃないかな。
どちらとも抜けそうにない、が実際に使ってみての率直な感想です。

中国語圏でのダブルバイト文字での技術はよく分かりませんが、広告を表示しないというのは、あまりユーザーにとっては強いインセンティブにはならない気がする。
もう日本人ユーザーは、GoogleとYahooのおかげで検索連動広告に慣れてしまっていますから。

また、検索エンジンを使う際、ユーザーが最も重要視するのは、その検索結果の精度です。
要は、調べたい目的の情報が掲載されたページに、早くたどり着けるかどうかという点です。

この点、GoogleとYahooの技術は他から一歩飛びぬけていて、百度(バイドゥ)も検索精度だけなら、かなりいい線行ってるとは思います。
しかし、ウェブに精通した人ならともかく、GoogleとYahooと百度の検索結果の精度の良し悪しは、一般ユーザーの方には区別がつかないくらいの範囲の誤差ではないでしょうか。

Googleは検索以外のサービスリリースでもメディアを賑わせていますが、ことキーワード検索における精度に関しては、ここ2,3年は飛躍的に向上しているようには感じません。
ある意味、検索精度の頭打ち状態に達しているのかもしれない。

一般の人よりも検索エンジンに詳しい(?)はずの私が検索しても、Yahooと百度の検索結果を比べた場合、どちらが優れているかは、優劣がつきません。
まぁ、Googleはキーワード検索でも、両者よりは若干上を行ってると思いますが。

検索精度で、明らかな優劣の判断がつかないのだとすれば、勝負は、ほかのサービス部分で決まるでしょう。
Googleは、マップやGmail、動画といった革新的な技術に基づいたサービスで、他社に圧倒的な差をつけています。
また、Yahooは、歴史の長さから来る豊富なコンテンツを取り揃えており、私自身、検索以外のサービスではYahoo!Japanを利用することが多いです。
株式情報や、掲示板、路線、グルメ情報など、Yahoo!Japanを利用することも多いです。

その点、百度(バイドゥ)は、上記2社に比べ検索以外のサービスは、随分ボショイ。
まだ、ソーシャルブックマークやRSSリーダーなど、情報収集・整理ツールとして使える”はてな”のほうが、個人的には利用価値があるように思います。

検索精度で圧倒的に優れているわけでもなく、コンテンツ・他サービスも魅力が感じられなければ、日本市場でのユーザーの移動は起こらないのではないか、というのが私の結論です。
今後のサービス拡充には、注目したいですが。

ただし、世界シェアで考えると、勝負できる可能性は十分あるかもしれない。
英語圏(英語第一言語)の人口は、世界で4億人、英語第二言語の人などまで合計した英語会話者は、15億人と言われます。

中国は、中国人(中国語圏)だけで15億人いますから、その人口の多さは、これからの中国の経済発展を考えると、強力な武器となるはず。
やっぱり、優れたものがあるなら、国産のサービスのほうが良いですからね。

ただ、百度の中国国内でのシェア率は70%を超えているということですので、中国国内でのインターネットユーザーの数自体が増えなければ・・・すなわち、もっと多くの中国国民がインターネットを使用できる生活水準にならなければ、伸び代も増えないでしょう。

中国を中心に、日本以外のアジアでのシェアを拡大できれば、もしかすると10年後くらいに、百度はYahooを抜けるかもしれない。(確率1%くらいか?)

でも、百度がGoogleを抜くのは、まず無理でしょう。
それは、圧倒的な技術力の差(人材の差)を埋めるのは、不可能に思えるから。

Googleを抜くのは、Yahooにもマイクロソフトにも無理だと思えます。

スポンサーリンク
 
スポンサーリンク