家計簿をつけて支出を把握
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大きな支出に着目して減らすという記事を書いていますが、もちろん日々の支出を減らす努力も大事です。
支出を減らす努力を実際に行う前に、私がぜひやるべきだと思っていることは、家計簿をつけるということです。
自分が何にお金を使っているのかを把握できなければ、日々の支出を減らすことは不可能です。
私は、2001年に個人事業主として開業した際に、青色申告のための複式簿記を勉強しました。
私が本当におすすめしたいのは、複式簿記により家計簿をつけることですが、ちょっとハードルが高いかもしれません。
複式簿記が無理な方は、もちろん単式簿記でかまいません。
単式簿記とは、普通の家計簿や出納帳に、収入と支出だけをつけていくやり方です。
複式簿記では、すべてのお金の動きに関して、貸方(右側:資金の出所)と借方(左側:資金の行先)に同じ金額を記入する、仕訳(しわけ)という作業を行います。
これにより、お金の出所と使い道が、非常に良く分かるようになります。
そして、損失と利益の状況を表す「損益計算書(P/L:プロフィットアンドロス)」、および資産と負債の状況を表す「貸借対照表(B/S:バランスシート)」、の2つの財務諸表ができあがります。
収入と支出の状況だけでなく、自分の資産と負債の状況も把握できるのです。
私は、自営業(法人格)でありまして、自分の会社の決算には、複式簿記(青色申告)で会計・決算作業を行っています。
といっても、実際の記帳や決算の作業は、税理士さんにお願いしています。
私は、月ごとの売上報告と、領収書の整理のみ行っています。
日々の家計での支出に関しては、奥さんに家計簿をつけてもらっています。
奥さんにつけてもらっている家計簿は、単式簿記をさらに簡単にさせたものです。
我が家では、支出を明確に把握したいので、お買物や外食の際の領収書は全てとっています。
そして、現金出納帳(ノート)に、日々の支出のみをつけていってもらっています。
家計簿ノートで良いものがないかと探しましたが、なにか複雑で分かりにくいものが多かったのです。
結果、「シンプル・イズ・ベスト」の思考と、奥さんの負担軽減を考慮して、上記のようなスタイルにしました。
1ヶ月で区切って、日々の現金の支出と、銀行引き落としの支出、および支出の合計だけを、記入してもらっています。
家計の支出を把握するには、私にはこれで充分です。
家計簿をつける際は、シンプルにすることがコツだと思います。
文房具屋さんに売ってある専用の家計簿は、概して複雑なものが多いです。
食費、生活用品費、遊興費、水道費、電気代、ガス代、携帯電話代、などと勘定科目が細分化されていたり、日々の支出がつけられなかったりするものが多かったりします。
まずはじめは、領収書をとっておき、現金出納帳に支出を日々つけていくことからスタートでも全然OKです。
支出を把握することが目的なのですから、シンプルで良いと思います。
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