金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント – 金持ち父さんシリーズ2作目の紹介
お金 | 仕事 | 勉強 | プライベート | 健康 | 心
プログラミング関連のコンテンツ
C言語/C++入門 | Ruby入門 | Python入門 | プログラミング全般
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラントは、キャッシュフロー・クワドラントと呼ばれる、収入源から人々の属性を分類した図をもとに、話が進められていきます。
キャッシュフロー・クワドラントとは、図のような4つのクワドラント(円を四等分したもの)から、成り立っています。
E : 従業員(employee)
S : 自営業者(self-employed)
B : ビジネスオーナー(business owner)
I : 投資家(investor)
人々は皆、4つのうちのいずれかのクワドラントの、少なくもとひとつには属していることになります。
主な収入がどこから入ってくるかによって、どのクワドラントに属するかが決まります。
たいていの人は、給料が主な収入源ですから、従業員(E)です。
自分の雇い主は、自分であるという自営業者(S)もいます。
EとSが、クワドラントの左側に存在します。
しかし、より早く経済的に自由になるには、お金持ちになるには、ビジネスオーナー(B)や投資家(I)という右側のクワドラントで、活動することです。
貧乏父さんが、少年時代のロバートキヨサキ氏にすすめた道は、Eになることでした。
一方で、金持ち父さんがすすめた道は、BになりIとして成功する道でした。
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラントの冒頭で、とても印象的な話が出てきますので、少し紹介しましょう。
————————
昔、あるところに水不足に苦しんでいる村がありました。
そこで、長老たちは、村に水を運ぶ仕事を請け負ってくれる人を募集しました。
長老たちは、競争させたほうが価格を抑えられると考え、2人の男と契約することになりました。
エドとビルの二人です。
エドは、契約が決まるとすぐに、1マイル離れた湖に向かって駆け出し、せっせとバケツで水を運び始めました。
エドの元には、すぐにお金が入るようになりました。
一方でビルは、契約が決まったあと、しばらくの間、村から姿を消したのです。
その間、ビルは投資家を探し、現場で仕事を指揮する社長を雇い、建築作業員を引き連れて、6ヵ月後に村に戻ってきました。
そして、1年後にビルの会社は、湖と村を結ぶステンレス製のパイプラインを完成させたのです。
ビルは、うちの会社の水は、エドが運ぶ水よりも、きれいで価格も安く、24時間休みなく提供できると、宣伝しました。
村人たちは、大喜びでビルが作ったパイプラインの水を利用したのです。
エドは、人手を増やしはしたものの、やはりバケツで水を運んでいます。
ビルは、水をパイプラインで供給する事業を、どんどん他の村へと拡大していきました。
高速、多量、安価、高品質の水の供給システムを、世界中に売って歩いたのです。
ビルの儲けはバケツ一杯分につき、わずか1セントでしたが、世界中で供給される水の量は、相当な量に達しました。
ビルが実際に体を動かして働かなくても、世界中の人がビルの水を利用し、そこから入るお金は、全てビルの銀行口座に流れ込んだのです。
ビルは、村に水を運ぶパイプラインを作るとともに、自分のところにお金が流れ込むパイプラインも作ったのでした。
ビルはずっと幸せに暮らし、エドのほうはずっと必死に働き続け、お金に苦労する生活を続けました。
おしまい。
————————
この話は、私にとって、とても興味深いものでした。
「私は今、パイプラインを建設しようとしているのか?それともバケツで水を運ぼうとしているのか?」
「私は懸命に働いているのか?それとも賢明に働いているのか?」
と、自問しながら、ロバートキヨサキ氏は自分の信じた道を進み、経済的自由を得ることができたということです。
せっせとバケツで水を運び続けてはいけません。
自分のポケットに、お金を流し込んでくれるパイプラインを、作らなければならないのです。
- - 関連記事 -
- 道はかならず見つかる
- 自分を信じる
- 失望をバネにする
- よき師を見つける
- どんな投資家になりたいか決める – その2
- どんな投資家になりたいか決める – その1
- ほんとうに危険なのは何かを知る
- キャッシュフローを管理する
- 自分のために働くことを考える
- ラットレースから抜け出すための七つのステップ
- まずはヨチヨチ歩きから
- 銀行そのものになれ – その3
- 銀行そのものになれ – その2
- 銀行そのものになれ – その1
- どうしたら金持ちになれるか – その3
- どうしたら金持ちになれるか – その2
- どうしたら金持ちになれるか – その1
- なりたい自分になる
- お金は目に見えない – その3
- お金は目に見えない – その2