お金は目に見えない – その3

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金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラントのエッセンスを抽出し解説しているページです。

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前ページ、「お金は目に見えない – その2」の続きです。

前のページで、タックス・リーエン証券の話を出しましたが、この場合・・・
「不動産の持ち主は、キヨサキ氏にお金を借りている」状態ということになります。

資本主義というゲームの基本は、「誰が誰に借金をしているか?」ということです。

金持ち父さんは、次のように述べています。

「お金を借りている相手が多ければ多いほど、きみは貧乏になる。」
「反対に、お金を貸している相手が多ければ多いほど、きみは裕福になる。」

これが、資本主義のゲームの基本です。

また現在、世界中で流通しているお金の大部分は、「名目貨幣」です。
名目貨幣とは、金や銀などの有形物への交換が、国家により保証されていない貨幣のことです。
このようなお金は、それを発行している政府への人々の信頼によってのみ、成り立っています。

今日の世界経済の大部分は、借金と信頼の上に成り立っているということです。

■借金は他人に返済してもらう

続けて、金持ち父さんは、「借金は他人に返済してもらう」必要がある、と述べています。

借金とリスクを背負うときには、必ず支払を受けるようにしなければならない。
借金やリスクを背負って投資するときは、買ったその日から採算が取れるものでなければならず、儲けが出るのは買ったときで、売ったときではない。
見かけだけの節税対策や、勘だけが頼りの値上がり予測をもとに投資するのは、愚の骨頂である。

そして・・・

お金のゲームで肝心なのは、他人が自分からお金を借りるようにすること。
自分が借金するときは、誰に借りることになるのか、慎重に考えること。

の2点を、強調されています。

■事実と意見の違い

「百ドルで買った金を二百ドルで売れば、その金は資産だ。しかし、反対に、二百ドルで買った金を百ドルで売った場合は、この取引において金は負債だ。」
と、金持ち父さんは発言しています。

この言葉は、投資の真髄を表しているように思います。
事実を教えてくれるのは、お金を媒介とした取引における、実際の数値です。
同じ金を負債にするか資産にするかは、投資を行うその人自身にかかっている、ということです。

最終的には、その人自身が、資産か負債かという事実が、全てを決定するのです。

キャッシュフロークワドラントの右側(BとI)で成功したいと思うなら、お金に関する事実と意見の違いを知らなくてはいけない、と金持ち父さんは教えています。

「医者は儲かる。」
「社債は株より安全だ。」
「投資は危険だ。」

などの言葉は、”意見”にすぎません。

多くの人は、このような意見をもとに、人生の決定、投資の判断を行います。
しかし、重要な決定、判断であればあるほど、”事実”をもとに、行わなければなりません。

事実だと証明できないものは、意見にすぎません。

大事なことは、「デュー・デリジェンス」です。
デュー・デリジェンスとは、ビジネス用語としては、「企業がM&A(合併・買収)を行う場合や、不動産投資において賃貸物件を購入する場合などに、入念に行う事前の評価手続き」の意味です。

しかし、金持ち父さんは、シンプルに・・・
デュー・デリジェンス=「どれが意見で、どれが事実かをみきわめること」
と、言っています。

私は、この金持ち父さんのシンプル思考が好きです。

大事なことは、「事実と意見をふるいにかけ、残った事実をもとに決定を下す方法を学ぶこと」です。

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