起業・経営のスタイル
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一言に起業と言いましても、そのスタイルは様々であると思います。
起業・経営のスタイルを大きく分類すると、私は次の2つに分類できるのではないかと、考えています。
1.会社をどんどん拡大していく(ベンチャー企業)
2.一人もしくは少数精鋭で運営していく(スモールビジネス)
私が思うに、会社が大きくなるかどうかというのは、起業家(社長)の考え・方針次第で決まるのではないか、ということです。
基本的には、私は、起業当初から、「2.一人もしくは少数精鋭で運営していく」という方針でやってきました。
なにしろ、起業した当初は、資金がほとんどありませんでしたし、人を雇い入れることもできませんでした。
同時に、借金に頼るのは絶対に嫌でしたし、これといった人脈やコネもなかったですので、必然的に、一人でできる商売ということを前提に、起業するという方法を模索していました。
そこで、候補に入れたのが、インターネット関連(HP制作・運営など)と飲食店経営のどちらかでした。
結局、インターネットビジネスを選びましたが、この選択は正しかったと思っています。(参考:お金持ちになるための戦略)
一時期は売上が急増して、スタッフを3名雇いまして、会社の拡大を目指していた時期もあります。
しかし、人を増やせば増やすほど、売上や利益がその分増えるかというと、そう単純には行かないところが経営の難しいところです。
なかなか上手く行かせ続けることは難しいですし、人を雇用するということは大変なことだ、とも自分の経験として実感できました。
自分のコントロールは上手くできたとしても、人のコントロールに関しては、また全く別の能力を必要とします。
事業が好調で、売上・利益が伸び続けている間は、強気でガンガン事業に投資を行えます。
しかし、売上・利益の成長が止まったり、減ったりすると、弱気になってしまうものです。
私の場合、起業に失敗したとしても、最悪ゼロになるだけで済む、という条件がありましたので、「2.一人もしくは少数精鋭で運営していく」の方針を選択しました。
会社の規模を拡大すれば、事業が上手く行かなくなったときに、後戻りができにくいというのも事実です。
例えば、従業員に関しても、事業が上手く行かなくなったからといって、そうそう簡単に解雇(クビ)はできません。
使用者(事業主)には、従業員の生活を守る責任と義務がありますし、従業員(労働者)は労働基準法という法律で保護されています。
起業前から、きっちりとそのスタイルを決めておく必要はないのかもしれませんが、ある程度の方針は持っていたほうが良いように思います。
もちろん、事業を行っていく上で、考えが変わってしまうこともあるでしょう。
私の知り合い・友人で起業されている方も、いろいろな方がいらっしゃいます。
IT関連では、ウェブ制作やウェブ広告、プログラマー、ソフトウェア開発など、一人や少数精鋭で事業を行っている方は多いです。
一方で、「1.会社をどんどん拡大していく」という方針の方もいます。
ベンチャーキャピタルの出資を受けて、上場・公開を目指している知り合いもいます。
ただし、上場・公開を目指して外部の資本が入ると、いろいろとまわりに気を遣うことも増えるようです。
株主の目を気にせずに、自分の好きなように思うがままに経営したいのであれば、上場・公開は目指さないほうが良いかもしれません。
会社は拡大したいが、上場はしない、という方針の起業家も世の中にはたくさん存在します。
起業・経営のスタイルは、様々であり、どのスタイルを選ぶかは、起業家の自由であるということです。
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