アイデア捻出・新規事業立ち上げの難しさ
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このページでは、起業後の難しい点5つというテーマについて考察しています。
起業するときは、どんな商売にしようか?どんな商品を作ろうか、何を売り出そうか?スタッフは何人?立地条件は?・・・
など、色々と考えをめぐらせ、アイデアをひねり出すものだと思います。
しかし、深く考慮しアイデアをひねり出すのは、起業した後もずっと必要となることです。
一旦起業した後も、既存事業を改良するためのアイデアを捻出したり、新しい事業の立ち上げについて、ずっと考え続けなければなりません。
新規事業を立ち上げるのは、ほとんどの企業・事業者にとっては、必要不可欠なことではないでしょうか。
小規模の事業者が、効率良く利益を上げるには、競合が少なくかつ世の中にニーズのある、ニッチ産業で勝負するのが正攻法だと言われます。
ただし、そこにもう一つ”参入障壁”というファクターが、ものすごく大事であるということが、私は起業後に分かりました。
参入障壁がさほど高くなければ、どんなジャンルのビジネスでも、後から真似する人というのは必ずいます。
そうすると激しい競争の始まりです。
ニッチビジネスを見つけ、新規事業を立ち上げ順調に利益を上げても、参入障壁が低いと、すぐに競合他社が大量に押し寄せてきます。
そうすると、売上を保てたとしても、利益率が段々と圧迫を受けてくるのです。
参入障壁が高い事業であれば、競合が次々と押し寄せることはできません。
一つの商品・サービスがずっと通用し続けるのは、よほどのブランド力を確立した場合だけでしょう。
例えば、コカ・コーラやディズニーランドなど。
そして、ブランド力というのは、とても強力な参入障壁となります。
炭酸飲料水やテーマパーク運営のビジネスで、コカコーラやディズニーランドに勝つのは、まず不可能です。
さらに言えば、コカ・コーラやディズニーランドのようなブランド力を確立した商品・サービスであっても、莫大な資金を投じて、たゆまぬ改良を行っています。
既存事業を良くしていくためのアイデアを、出し続けなければならないということです。
強力な参入障壁を作るのは、かなり難しいことでもあります。
参入障壁となりえるものは、希少な技術・商品・サービス、ブランド力、ネットワーク外部性、顧客満足度・顧客のロイヤリティ、独占契約、価格力、スピードなどが挙げられるでしょう。
ヒット商品を作り出すため、参入障壁の高いビジネスを作り出すためにも、新規事業を立ち上げ続けることが必要不可欠であると思います。
それが、売上・利益の拡大にもつながることです。
新規の事業・商品リリースは、私の経験上では、10個立ち上げて1つ当たればよいくらいの確率でしょうか。
ただ、この確率は経験を積んでいけば、上がっていくものだとも思います。
そして、一旦立ち上げた事業には、継続して改良のための手を加えていかなければなりません。
改良を行わなければ、後続のもっと良い商品・サービスに追い抜かれてしまいます。
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