なりたい自分になる
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金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラントのエッセンスを抽出し解説しているページです。
金持ち父さんの言葉に・・・
「ホームレスになったところで、それはたいしたことじゃない。肝心なのは自分がどんな人間であるかだ。」
というものがあります。
書籍を通しての一貫した主張なのですが、「自分がどうなりたいか」が、もっとも大事なことである、と金持ち父さん及び、ロバート・キヨサキ氏は言っています。
私が、金持ち父さんの思考を支持するのは、このことが述べられているからでもあります。
ただ単に、金儲けの方法について述べられているのであれば、私は、この本にたいして関心を持たなかったことでしょう。
「なりたい自分になる」ことは、私の人生の最大の夢でもあります。(参考:なりたい自分になる)
金持ち父さんは、まず、「お金中毒になるな」と、この章で述べています。
お金をもらうことに慣れると、知らないうちに中毒になり、それを手に入れた方法にしがみつくようになる。
例えば、人に雇われて給料をもらっていると、それに慣れてしまい、しがみつくようになる。
キャッシュフロークワドラントの左側から右側に移ろうとするときに、一番難しいのは、それまで自分がお金を稼いできた方法にしがみつく気持ちを断ち切ることです。
・E(従業員)はシステムのために働く
・S(自営業者)は本人がシステムとなって働く
・B(ビジネスオーナー)はシステムを作り出したり、管理したりする
・I(投資家)はシステムにお金を投資する
キャッシュフロークワドラントのそれぞれの人は、上記のようにしてお金を稼ぎます。
EからBへと移動しようと考えても、Eへの依存から抜けられず、元の場所へ戻ろうと抵抗します。
保障された生活を求める気持ちが、自由を求める気持ちと、戦いになるのです。
金持ち父さんは、「夢を持ち続けることが何よりも大事だ」とも強調しています。
ロバート・キヨサキ氏が事業に失敗し挫折しかけていたときに、金持ち父さんは、次のように声をかけて励ましています。
「今の君は、夢を持ち続けることよりも、生き延びることのほうが心配なんだ。」
「恐怖心が、君の情熱を吹き飛ばしてしまったんだ。」
「はじめにやろうとしていたことを、いつも忘れないようにするんだ。」
「ビジネスを作るのは情熱だ。恐怖心ではない。」
「やめるのはいつだってできるのだから、なにも今やめることはないじゃないか。」
とても、勇気の出る言葉です。
その後、ロバート・キヨサキ氏は、教育ビジネスを手がけ、情熱をもとにビジネスシステムを作り、大成功を収めています。
ビジネスを作り出すのは、情熱であり、恐怖心ではありません。
やる気がなくなれば、ビジネスも低迷してしまいます。
■右側より左側の方がリスクが大きい
ロバート・キヨサキ氏は、次のように提案しています。
仕事に要求される能力を維持するには、つねに自分自身を教育しなければならない。
いずれにせよ自分の教育に時間を割くのであれば、キャッシュフロー・クワドラントの右側に移るのに必要な技術を学ぶために、時間を割いてはどうだろうか?・・・と。
キャッシュフロー・クワドラントの右側に移るためには、数字を読むことができ、数字が自分の目になるようにしなければなりません。
数字を読むことができなければ、他人の意見に従うしかありません。
右側のクワドラントで、時間をかけて経験や教育を十分に積めば、左側のクワドラントの人には、見えないものが見えるようになります。
また、右側のクワドラントで、大きな計画を手がけ、短期間で成功を望むならば、その分正確さを増さなければなりません。
そのためにも、経験や教育を十分に積む必要があります。
短期間で学ぶことで、速く進むことはできます。
しかし、速く進むことはできても、近道はありません。
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