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まずはレベル４の投資家になる – その２

金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラントのエッセンスを抽出し解説しているページです。

■レベル４ – 長期的投資家

このレベルの投資家は、投資の必要性をはっきり認識しており、投資に関する決定を、自ら積極的に行います。
また、目標を達成するための長期計画を立て、投資にお金をつぎ込む前に、自分の教育にもしっかりと投資しています。
このタイプの投資家の特性は、有能な資金運用の専門家にアドバイスを求める点です。

投資家を目指すのであれば、はやく、このレベルの投資家にならなければいけません。
現実的な収益率を設定し、目標になるまでに毎月いくらを投資し、どれくらいの期間それを続ければよいかを、見極める必要があります。

そして、何歳までに仕事をしなくてみいい状態になりたいか？
その後、毎月必要となるお金は、どのくらいか？
といった、目標を立てなければいけません。

ロバート・キヨサキ氏は、このレベルの投資家は、堅実な株式と投資信託に投資するべきだと、述べています。
大儲けしようなどと夢を見ず、小さな取引からはじめて、まずはゲームに参加します。
お金をつぎ込むことで、学習効果が飛躍的にアップしますし、小さな取引が、大きな取引に結びつくこともよくあるからです。

具体的には、クローズドエンド型の投資信託の買い方をマスターしたり、手数料なしで売り出される優良な投資信託を買うことを、推奨されています。

このレベル４の投資家は、忍耐強く、時間の力を利用するべきだと、述べられています。

■レベル５ – 洗練された投資家

このレベルの投資家は、レベル４の投資家よりも、より攻撃的、あるいはリスクの大きい投資をするだけの余裕を持っています。
お金に関する良い習慣を身に付けており、しっかりとした財政基盤に加え、投資に関する十分な知識も持ち合わせています。

このレベルの投資家が、投機的な投資につぎ込むのは、持っている資本の２０％以下です。
投資の種類は、株の売買だったり、会社の買収だったり、不動産への出資だったり、抵当流れの物件の購入であったりと、様々です。
リスクの大きな投資を行いますが、ギャンブルは大嫌いで、利率が２５％〜無限大の取引を、自ら作り出すことができます。

洗練された投資家は、利益を、資産の基盤をより大きくするために、再投資します。
税金を低く抑え、多くの現金収益を生むしっかりした資産の基盤を作ることこそが、長期的な富を得るための最良の道であることを、心得ています。

銀行員、会計士、弁護士、株式ブローカーなど、有能なプロの専門家のアドバイスを受け学びます。
会社という法的存在を用いて、一族の富を代々伝えていくことも多いです。

■レベル６ – 資本家

このレベルの優れた投資家になれる人は、ごくわずかです。
たいていの場合、資本家は、I（投資家）として優れているだけでなく、B（ビジネスオーナー）としても優れています。

レベル６の投資家は、自分たちだけでなく、他人のためにもなる当市を作り出します。
投資を生み出し、市場で売ることで、他人が買う投資を作り出すのです。

お金の管理人でもある、このレベルの資本家は、１００％から無限大の収益をあげることができます。
お金にお金を生ませるゲームを、心から大好きだと感じています。

真の資本家は、産業界の先頭に立ち、他人に仕事を提供し、多くのお金を作り出しているだけでなく、慈善事業団体への寄付や教育施設（大学など）の創立を行い、社会的貢献も大いにしています。

ロックフェラー・・・シカゴ大学創立に力を貸した。
J・Pモルガン・・・ハーバード大学に資金提供・援助。
ジョン・テンプルトン卿・・・宗教や精神世界の分野に貢献。
ジョージ・ソロス・・・慈善家であり、ケープタウン大学や東ヨーロッパでの慈善的資金提供を行う。
テッド・ターナー・・・慈善事業団体や国連に巨額の寄付。

ここまで、７つのレベルの投資家について、説明してきました。
ここで、以下の２つの質問の答えを、明確にしなければなりません。

?自分は、今現在、どのレベルの投資家か？
?近い将来、自分がなりたいと思っているのは、あるいはなる必要があるのは、どのレベルの投資家か？

?、?の質問の答えが同じであれば、もう投資家として、上を目指す必要はありません。
しかし、さらに上のレベルの投資家を目指すのであれば、学ぶ必要があります。

最後に注意がひとつ・・・

レベル５あるいは６の投資家を目指すのであれば、誰でも、まずはレベル４の投資家としての技術を磨かなければなりません。
レベル４を飛ばして、その上のレベルに進むことはできません。

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