無借金経営ができ経費が少ない
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このページでは、起業の条件について考察しています。
起業して、事業を行う上では、経費が少ないことも条件の一つでした。
経費は、固定費と変動費に分類できます。
固定費とは、経費のうちほぼ毎月決まって支払う必要のあるものを指し、変動費とは、売上の増減に関連して、増減する経費のことです。
固定費・変動費の費用、つまり経費が大きいと、利益を出すのに、それだけ大きな売上が必要になります。
私は、固定費も変動費も低く抑えたいと、考えました。
要は、事業を行う上で、”継続的に”必要となる経費を、低く抑えたかったということです。
どんな緊急事態に遭遇しても、資金繰りに困らず、借り入れに頼らず無借金経営をずっと行いたい、と考えました。
固定費とは、売上高の増減に関係なく、発生する費用のことを指します。
例えば、人件費、不動産賃借料、水道光熱費、通信費、減価償却費、旅費交通費、接待交際費、支払利息などの費用です。
簡単に言えば、固定費とは、経費のうち、ほぼ毎月決まって、かならず支払う必要のあるものを指します。
固定費が大きいと、利益を出すのに、それだけ大きな売上が必要になるということです。
固定費は、売上高に連動しませんから、どんなに売上が減ったとしても、その費用は毎月かかっていくことになります。
ですから、固定費は、絶対に小さく抑えたほうがよいということです。
変動費とは、売上高の増減につれて、変動する費用のことを指します。
例えば、売上原価、仕入原価、材料費、外注費、支払運賃、保管料などの費用です。
これらの費用は、商品が売れて売上高が増えれば増えるほど、大きくなっていく費用です。
売上高が大きくなると、変動費も大きくなっていきます。
商売(事業)には、必ず損益分岐点というものが存在します。
損益分岐点とは、売上高と費用の額がちょうど等しくなる売上高を指します。
損益分岐点は、固定費または変動費が大きくなると、上がっていきます。
つまり、経費が大きくなればなるほど、利益を出すためには、大きな売上が必要になるということです。
私は起業した当時、たとえ売上高が小さくても、利益を大きく保つという事業スタイルを目指しました。
利益率を高く保ちたいということです。
特に起業の初期段階では、経費を小さく抑え、利益率を高く保つ努力をしたほうが、リスクが低く抑えられると思います。
現在は、若干考え方が変わり、利益率を高く保つことも大事ですが、利益の額を伸ばすことも大事であるという風に考えるようになりました。
利益の額が伸びるのであれば、多少利益率が下がってしまっても、それは仕方ないことだと考えるようになっています。
資金が増えてきた後は、広告費や人件費などを増やして、事業に投資すべきです。
事業にかかる経費が増えていくと、利益率は下がっていきますが、それで、利益の額が伸びるのであれば、積極投資したほうが良いと、現在の私は考えるようになっています。
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