人はなぜ自由よりも安全を求めるのか

人はなぜ安定した仕事を求めるのか？

この理由は、ロバート・キヨサキ氏によると、単純な答えです。
その最大の理由は、「そうするように、学校や家庭で教えられてきたから」です。

ごく幼いころから、経済的自由を求めることよりも、仕事での安定を、人々は教育で叩き込まれます。
その結果、キャッシュフロー・クワドラントの左側での安定を図ろうとするわけです

キャッシュフロー・クワドラントの右側（ＢとＩ）は、自由を求めるクワドラントです。
一方で、クワドラントの左側（ＥとＳ）は、安定を求めるクワドラントです。

ロバート・キヨサキ氏は、これからの時代は、ＥやＳのクワドラントで仕事をする一方で、ＢやＩのクワドラントについても学ぶべきだと、説いています。

Ｂクワドラントでは、他人があなたのために働いてくれます。
Ｉクワドラントでは、お金があなたのために働いてくれます。

それぞれのクワドラントには、独自のルールがあるので、それを学ぶのです。

自分の仕事に自信を持つのと同時に、景気が良かろうが悪かろうが、投資で儲けられる能力が自分にあると、自信を持つことが大事だと、ロバート・キヨサキ氏は言っています。

また、厳しい言い方ですが、「金持ちと貧乏人の唯一の違いは、暇な時間に何をするかだ。」とも言っています。

どうせ忙しくするのであれば、キャッシュフロー・クワドラントの右と左の両方で、忙しくしてはどうか、と提案されているのです。

お金をいくら儲けるかではなく、どれだけのお金を自分のものにしておくことができるか。
そのお金を、どれくらい効果的に働かせられるか。
そのお金を、何世代にわたって、維持し続けることができるか。

という点です。

ロバート・キヨサキ氏は、まずＢクワドラントで成功し、その後、Ｉクワドラントへ移動する道を、推奨されています。

その理由は・・・

１．Ｂクワドラントで成功すれば、有能なＩ（投資家）になるチャンスが増えるため。
２．ビジネスを軌道に乗せれば、Ｉ（投資家）として生き延びるために必要な時間と、キャッシュフローを確保できるため。

の２つの理由を挙げられています。
投資には、充分な資本と知識が必要であるからです。