住民税の支出
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人生の大きな支出8つについて考察しているページです。
前のページ(所得税の支出)で、一生涯での所得税の支出がどのくらいの額になるか試算してみました。
次は、個人の税金として住民税の支出を算出してみます。
条件は、所得税の支出と同じものとします。
[ 前提 ]
・年収: 600万円
・家族: 専業主婦の奥さん、子供いない
・厚生年金・健康保険の保険料率は合わせて10%(被保険者負担分)で計算
住民税の額を求めるには、まず各種の控除を差し引いた後の課税所得を計算する必要があります。
注意点は、基礎控除・配偶者控除・扶養控除が、所得税の場合38万円であるのに対し、住民税の場合それらの控除が33万円となる点です。
■差し引かれる控除
・給与所得控除
600万×20%+54万円 = 174万円
参考:給与所得控除
・社会保険料控除
600万円×10% = 60万円
・生命保険料控除
5万円 (年間の支払い保険料10万円超の場合)
・配偶者控除
33万円
・基礎控除
33万円
・すべての控除の合計額
305万円
・課税所得額
600万円−305万円 = 295万円
■住民税の計算
住民税には所得割と均等割の2種類があり、それぞれ都道府県・市町村に分類されています。
・所得割
都道府県: 4%
市町村: 6%
合計: 10%
・均等割
都道府県: 2,000円(森林環境税1,000円含む)
市町村: 3,000円
合計: 5,000円
よって、住民税額は・・・
・所得割
295万円×10%−2500円(調整控除) = 292,500円
・均等割
5,000円
・所得税額合計
292,500円+5,000円 = 297,500円
また、生涯の平均年収が600万円の場合、一生涯(現役時代)で納める住民税がいくらになるのかも計算してみます。
平均年収600万円で、35年間働いた場合、生涯賃金は2億1000万円+退職金となります。
サラリーマンの平均生涯賃金は2億円〜3億円ほどと言われますので、おおかた目安となる数字でしょう。
■35年間、平均年収600万円の場合での総住民税額
297,500円×35年間 = 10,412,500円
約1041万円が一生涯で納める住民税の額となります。
この数字は、税率の変更や家族構成の変更がなかった場合のシミュレーションですので、ざっくりとしたものです。
例えば、子供が増えると扶養控除が増えますので、住民税は低くなります。
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