単純労働とスキル労働と貧困問題

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若年層のワーキングプアやネットカフェ難民などの話題を、昨年辺りからよく聞くようになりました。
働く意欲があり実際に働いているのに貧困に陥るのは、産業・社会構造がおかしいのは間違いないし、何でその仕事振りでそんなに給料もらってるの?って突っ込みたくなる年配サラリーマンがいるのも事実です。

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多かれ少なかれ、団塊世代が若い世代を搾取する構造が長く続きすぎている。でも、この構造は長い期間を経て強固なものになっているので、これを変えようとして国や産業界に訴えるのは社会正義としては立派だと思いますけど、徒労に終わる可能性も高いと思います。

国に泣きつく若者達 – Chikirinの日記

絶望的に、絶望的なほどに、社会が「年配者に有利な社会」を作り上げてきたから、だよね。日本では。(欧州でも米国でも社会はこうなってはいない。これは日本独特です。)

私の周囲には、それほど国を頼りにする若者はいないような気がしますけど、これは自営業者の友人・知人が多いせいかもしれませんね。
特にIT・WEB業界に深く関わる人達は、「ググレカス」の言葉に代表されるように、自己責任・自助努力を重んじる人が多いです。

労働をざっくりと本当にざっくりと分類すると、単純労働とスキル労働の2種類に分類できます。
単純労働とは習得が簡単で、多くの人が従事可能な労働であり、概して低賃金になりやすい。
スキル労働とは、コモディティ化されにくいスペシャルな知識・技術を用いて、付加価値の高い生産を行う労働。

貧困問題の最終解決 – Munchener Brucke

メイドはもっと勉強してもっと付加価値の高い仕事につけば国益になる。

上記記事では、「低付加価値労働を徹底的に撲滅する」ことを主張されています。国益を考えれば、たしかにその通りなのでしょうけど、現実的にはまず無理ではないでしょうか。
皆が皆、国益最優先で生きていくのはあり得ない話ですし、たとえ付加価値が低かったり収入が少なかったりしても、その仕事を好きで選ぶ人もたくさんいるでしょうから。

私が、ロールモデル思考法で自分の”好き”を見つけるという方法の弱点だと考えているのは、もしそれで選んだ仕事がどうにも付加価値が低いもので、収入面でのリターンが期待できない場合の対策です。
芸能人やミュージシャンなどの仕事はリスクに見合ったリターンが存在するし、これらの場合は門戸狭き人気職業なのでとりあえず話題には含めません。

問題は好きで選んだ仕事が単純労働で、リスクも低いがリターンも少ないという場合。将来的に単純労働はジリ貧に陥る可能性もあるかもしれませんが、そうなった場合に続けられるかどうか、またその時の対策は・・?

明確な答えは出せていませんけど、後で後悔しないようにするためには、やはり入り口で慎重すぎるくらい慎重になる必要があると思う。好きだからという理由は最も大切な要素ですけど、それだけでは駄目な気がします。

好きという感情は強い競争力を生み出しはしますが、仕事を選ぶ際には、それに加えて将来性(市場需要や成長性)、リスクヘッジ効果、コモディティ化されにくい知識・技術が身に付くかどうか、体力的な面で長く続けられるかどうか、など他の要素も考えて選ぶ必要があると思います。

参考:
手に職をつける
「嫌いを貫く」や「ふわふわ生きる」よりはマシだろう

最後に・・・こんな意見もあるんだなぁ・・・と。

貧困問題のもっと簡単で確実な対策 – masa masa blog

僕は個人レベルでできる一番現実的で確実な対策は結婚だと思う。「玉の輿」とかではなく、低所得者同士での結婚。もちろん共稼ぎスタイルになる。一人では生きていけないが、二人なら生きていける。

たしかに結婚という方法は、貧困問題に対する打開策としては起死回生のものですね。
夫婦二人で生活しても、家賃や光熱費は一人暮らし時代の2倍にはなりません。
収入が2倍になり支出を1.5倍に抑えられれば、生活は豊かになります。

ただし、お金・経済面救済を一番の目的とした結婚であれば、上手く行かないとも思いますけど。
金の切れ目が縁の切れ目となりそうです。

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