カンブリア宮殿を見た・日本電産の永守重信社長

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ちょっと遅めの夕食を食べながら、テレビを見ていると、カンブリア宮殿に日本電産の永守社長が出演していました。

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永守重信 – Wikipedia

永守さんは、少し前に、以下の引用記事のような発言が取りざたされて話題になりましたね。

J-CASTニュース : 日本電産社長 「休みたいなら辞めろ」発言を否定

「休みたいならやめればいい」と会見で述べたとされる日本電産の永守重信社長の発言がネットを中心に論議を呼んでいるが、日本電産は2008年4月28日、同社のWebサイトで「そのような事実はない」と発言を否定した。

真意は確かでないのでこの発言には言及しませんけど、永守さんの著書を何冊か読みましたし、経営・企業再建の手腕を見ますと、仕事ができる人であることは間違いないし、仕事に対する姿勢も尊敬できます。
なにしろ、正月元旦の午前中以外、休みなしで1年中365日仕事するというのだから、頭が下がります。

以下、カンブリア宮殿、永守さんのやり方で印象に残った部分。

しつけ

しつけが、人材育成の基本である。
整理・整頓、節電・コスト感覚、挨拶・礼儀、など徹底的にしつけを行う。
たとえば、整理・整頓に関しては、工場作業場でのドリルやブラシなどの道具を、所定の位置にラベルを貼って、使っていないときはラベルの位置に必ず片付けるようにする。
大きな作業機械も、床にゴムテープで目印を貼り、その位置に必ず設置するようにする。

分かりやすいマニュアル

挨拶・礼儀などに関しても、3Q6Sという社内マニュアルのもとに徹底されていました。
このマニュアルが少し紹介されたのですが、イラスト満載で、お辞儀・敬礼・会釈の角度とかまで人物イラストが描かれていて分かりやすい。
文章だけ詰まったマニュアルだと、従業員も読まないでしょうから、まずは読んでもらえるようにとの工夫が伺えました。

徹底的なコスト削減

昼休みに電気を消す・・・だけでなく、必要ない蛍光灯は外して節電。
また、使っていない事務用品・事務機器、外した蛍光灯などは、一箇所に集めてリユースする。
ペン1本、1円から、社員に稟議書を提出させ、コスト感覚が身に付くようにする。
これらの経費削減対策で、1年間で15億円コストカットしたと言うから凄いです。

会社も仕事も家庭も同じ

整理・整頓ができず、事務所・工場が汚い会社は、利益を上げられない。
逆にそれらができるようになると、会社は変わる。
家庭ではコミュニケーションが大事、奥さんのスーパーの安売りの話を、嫌な顔せずに聞いて楽しむ。
会社も仕事も家庭も同じで、整理整頓や礼儀作法などのしつけ、コミュニケーションが円滑でなければ、成功しない。

メリハリ

上手にできたら目一杯ほめる、ただし、駄目なときは分かりやすくダメ出し。

ネガティブ厳禁・ポジティブ思考

ネガティブな言葉を口に出さない。
きつい、辛い、暑い、などと言わずに、「明日は今日よりも幸せだ」、「暑いから仕事終わってからのビールが旨いぞ」と、ポジティブな言葉を口にする。

経営者の役割とは、意識改革、そしてしつけによる習慣化であると、終始一貫した主張でした。
いずれも、当たり前といえば当たり前のことばかりなのですけど、それをここまで徹底してやれる人というのは、一握りでしょうね。
より良い改善策を常に求めて、小さくても様々な工夫を凝らした結果、とてつもなく大きな成果を得られる、という経営方法の印象を受けました。
一足飛びの魔法なんてないわけで、富士山は一合目から登るべきだとのこと。

最後に、今の若者は30年前に比べてハングリー精神が少なくなっており、成り上がろうと考える人口も減っている。
これは、裏を返せば、競争が減っていることになるのでチャンスとなる、成功確率が上がっている、と締めくくられていました。
勇気がもらえ、身の引き締まる言葉です。

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