フロー状態に入れるオートテリックな人を目指す

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フロー理論という心理学の研究があるそうです。
言葉自体は、スポーツ選手のトレーニングなどで耳にしたことはありましたが、意味をはっきりとは理解はしていなかった。

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「充実感」を感じやすい人、できない人:日経ビジネスオンライン

フロー状態とは、「自己の没入感覚をともなう楽しい経験」と定義することができます。スポーツや趣味に打ち込むと、時間が経つのが早いですよね。はっと我に返ったとき、「楽しかったな。もう一度やってみたいな」と思うような感覚が芽生えると思います。

フローという曖昧な言葉が、少し具体的に感じられるようになった、また仕事や学習への取り組みでも役に立ちそうなので、けっこう目から鱗の記事でした。
日経ビジネスの記事なので、ログインが必要なのが面倒かもですが。

フロー状態とは、一言で言えば充実感を感じた状態。
充実感は、英語でセンス・オブ・フルフィルメント(sense of fulfillment)と言うそうで、単語から直訳すると、「完全充実した意識」とでもいう意味となり、フロー心理状態を的確に表している感じもします。

フロー状態ってどんな状態?

じゃ、より具体的にフロー状態ってどんな心理状態なのかを解説してあったので、まとめておきます。
次の3点にまとめられそうです。

・深い楽しさを人にもたらす没頭状態。
・事態をコントロールできる、上手く対処できるという、自分の能力への確信。
・時間への意識がなくなる。→行為と意識の融合感覚

なぜ、フロー状態が起きるのか

いつも、フロー状態で仕事や勉強に取り組めたら、それはそれで凄くはかどり、生産性も実績も飛躍的にアップすることでしょう。
なので、できることであれば、いつでもすぐにフロー状態へと突入できるようになりたい。

フロー状態に入るための、一番の理由は、自己目的的な、内発的な動機づけであるそうです。
行為そのものに喜びを感じられるだとか、スキルアップの手ごたえを感じられるなど、自分の内側に動機が存在する活動であるようです。

フローが起きるか否かの分かれ目は、自分の置かれている環境に興味をもち、それに積極的に関われるかどうかということだと思います。

積極的に関われるかどうかという点が、フロー状態になるかどうかの重要な分岐点となるようで、そうすると、やはり嗜好や興味、好奇心といった属人的な性質に左右されてしまうのだろうか。
ここのところの理論を、もう少し詳しく知りたい気がしました。

どのようなとき、フロー状態が起きるのか

・対象に関心を持て、積極的に関われる時。
・“挑戦のレベル”が鍵。
・目標の明確さ。

たとえば、テレビゲームがフロー状態を導きやすいのは、初心者でも自分に合ったレベルから始めることができるからです。

テレビゲームは、ちょっと上のレベルにチャレンジし続けられるから、フローになりやすいという。
確かに子供のころは、よく飽きもせずに、何時間もぶっ続けでやったものだと思います。あれはフロー状態だったのだろうか。
実際の人生の中では、色々な難易度の問題が突然降ってかかる。
ゲームのように挑戦レベルが自分のちょい上に設定され続ける・・・というのは、現実世界ではあり得ない。
なので、ゲームの世界よりは、現実でのフローが起こりにくいのかもしれません。

フロー状態を経験しやすい人

フロー理論では、フローを経験しやすい人は「自己目的的パーソナリティ」あるいは「オートテリック・パーソナリティ」(Autotelic Personality)をもつ、といいます。これは、利益や報酬のためでなく、自分がいま行っていること自体に喜びや楽しさを見出しやすい性格特性のことを指します。

後半でオートテリックな人(自己目的的な人)の特徴が述べられていますが、これがとても興味深かったです。
オートテリックな人の特徴としては、以下の2点。要約すると・・・

・挑戦レベルを、自分の能力より、少し高いレベルに設定する。
・現在の課題には関係ないが、将来役に立つかもしれないひっかかりに積極的に取り組む。

この2つは、意識しておく価値がありそうに思えます。
挑戦レベルが高すぎるのも良くないだろうし、また現在の課題から脱線しすぎるのも良くないので、バランス感覚は必要となるでしょうけど。

先日依頼された仕事で、携帯向けのちょっとしたホームページ(同窓会案内サイト)を制作したのですけど、思い起こしてみると、この時にフロー状態に近いような感覚だったような気がする。
スキル的には難しいものでなくて、十分に自分の能力の範囲内であるので、チャレンジングなものというわけではありませんでした。
ただし、サイト制作はやっぱり、対象としては非常に興味が持てるものであるし、1週間で納期っていう、明確な目標もあったわけですけど。
結果、予定よりも早く納品・検収できて、依頼主の方にも感謝された。やっぱり嬉しいものですね、対面で喜んでもらえるのは。

今思い出したんですが、チャレンジングなものとしてだったら、今年前半に取り組んでいた、アバター画像処理のプログラム制作のほうが、フロー状態の挑戦レベルという意味では、近かったかもしれない。
あの時は、たしかに好奇心が刺激されて、かなり時間の感覚がなくなっていた気がしますね。
実際に自分で作ることができ、「あー、モバゲーのアバターってこうやって動いてるんだ」というのが理解できたときは、かなりうれしかった。
ちょうど自分の能力のちょい上の挑戦レベルで、今の自分のスキルを総動員させて、調べながらやればなんとかできそうな気がする・・・という感覚を覚えている。

いつもこんな風にフロー状態で仕事をこなせればよいのですけど。
このブログのメンテナンスもしないといけませんね。

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