著者名が団体名の本には良書が少ない
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私の経験則によるものなので、信憑性は若干怪しいものがありますが・・・
私が今まで読んできた本の中で、著者名が団体名になっている本は、あまり良書が多くないように思います。
書籍の著者名が○○研究所や△△会社、□□編集部などとなっている場合です。
技術書やビジネス本に限らず、著者名が団体名になっている本で、繰り返し読んでいるような良書は今までにほぼありません。
著者名が団体の名称となっている場合は、本の中身を確認した上で、購入したほうが良いように思います。
ただし、著者名が団体となっている場合でも、絶対数は少ないですが、良書も存在します。
ここが、団体著書の書籍は買ってはいけない、と断言できないところの難しさでもあるのですが・・・。
また、少人数の共著(たとえば2人とか)には、たくさんの良書が存在します。
ですが、たまにある10人くらいの共著の本となると、これまた何度でも繰り返し読みたいと思える良書は少ないです。
著者名が団体の場合や、多人数の共著に共通する点として・・・
1.主語が誰だか分かりづらい。
誰の意見・主張を述べているのかが分かりづらいところがあります。
これだと、情報の信用性に対して若干懐疑的になってしまいます。
2.テーマがころころと変わりすぎる、一貫性がない。
特に多人数の共著の書籍の場合、テーマがころころと変わる本も多いです。
多人数の共著の本は、どちらかと言えば雑誌のように、つまみ読みするものなのでしょう。
同じ書籍の中で、多くのテーマについて書いてあると、少々混乱します。
あるいは、共著の著者同士で、意見や主張が真反対の場合もありますので、その場合なお混乱します。
特に専門書や技術書の場合ですと、意見や主張が真反対の場合、どちらが正しいのか悩むことも多いです。
3.団体・業界への利益誘導の記述
団体名で著書になっている本の場合、今までに数えるほどではありますが、本の中で、その団体や業界が有利になるような記述のある本も読んだことがあります。
特定の団体や業界へ偏った書籍は、客観的な事実から乖離している場合もありますので、あまり良くありません。
個人名の著者の書籍でも、たまに著書の中で、自分のビジネスや販売商品の宣伝を見ることもありますが、行き過ぎたものは少ないように感じます。
個人名を出すことで、個人の信用、沽券にかかわることが、ブレーキとなっているのでしょう。
以上のような理由から、私は基本的には団体著者、多人数共著の本は、あまり選ばないようにしています。
気になった本が、団体著者、多人数共著のものであれば、本屋さんで中身をさっと確認した上で、購入するようにしています。
こうすれば、後で後悔することも少ないですしね。
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