読書しすぎない
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このページでは、読書のコツ17というテーマについて考察しています。
当サイトでは、私は、効率的な読書を提唱していますので、この「読書をしすぎない」ということは、矛盾して聞こえるかもしれません。
しかし、私は、読書をしすぎることも、あまり良くないのではないか、と考えています。
理由は、4つあります。
1.読書で時間を無駄にする。
2.頭が良くなったように勘違いする。
3.読書からの知識に頼りすぎるようになる。
4.自らの経験から学んだことには及ばない。
1.読書で時間を無駄にする。
専門書や技術書を読むのでない限り、読書は、仕事や勉強に比べれば楽な作業です。
ビジネス書や投資関連の実用書でも、面白い本であれば、ついついぶっ通しで何時間も読んでしまうこともあります。
実用書を読む際は、本で学んだことを実践する(アウトプット)しなければ、はっきり言って時間の無駄です。
ですので、あまり読書に時間がとられると、仕事・本業やもっと大事な勉強のための時間が奪われます。
私が、空いた時間に読書をするようにおすすめするのは、この理由が大きいです。
参考:
合間時間に読書する
習慣と組み合わせて読む
鞄に本を常に1冊入れておく
休憩時間に読書をする
本を常に持ち歩く(カフェなどに行く時)
2.頭が良くなったように勘違いする。
読書をしていると、次々と新しい知識・情報が、頭の中にインプットされ続けます。
その結果、知識や情報が本当に自分の身についているかどうかは別として、頭が良くなったように感じるのです。
本を1冊読破したときには、この頭が良くなっている気がすることで、とても気持ちよく感じることもあります。
読書で知識・情報を、本当に自分の身につけるには、それを実践する必要があります。
アウトプットを通して、本の知識が、本当に自分のものになると、私は考えています。
3.読書からの知識に頼りすぎるようになる。
読書をしすぎると、読書によって得た知識に頼りすぎて、創造性がなくなる懸念もあります。
何か行動を起こす際に、書籍に書いてある通りに、行動を起こす癖がついてしまう恐れがあるということです。
いわば、これは自分の頭で考えない、創造性のない、マニュアル行動です。
読書で学んだ知識や技術は、アウトプットを通して本当に自分の身につきます。
このアウトプットを実践する際には、本の中のどの情報を実践するかを、まず自分の頭で考え、選択しなければなりません。
そして、実践したことの効果を自分で検証して、更なる改良案や、より効率の良い方法を、自分の頭で考えるということが、大切だと思います。
4.自らの経験から学んだことには及ばない。
私が、読書が大切であると思うのは、自分で体験したことのないことについて学べる、シミュレーションできる、という理由からです。(参考:読書は安い自己投資)
実際に行動を起こす際に、書籍から学んだことを頼りに、失敗やトラブルを回避することが可能です。
ただし、実際に何か行動を起こしてみると、常に失敗やトラブルはつきものです。
そして、この失敗やトラブルを自分で経験することによって、人は本当にたくさんのことを学べます。
成功体験よりも、失敗からのほうが、人は多くのことを学習すると思います。
これは、自らの経験による学習です。
決して、読書からは学べないものであり、自らの経験から学ぶことに勝る学習法はないと、私は考えています。
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