健康に投資する習慣

健康というものは、人生のあらゆる活動の源になるものであると、私は強く思っています。
仕事をするにも、お金を稼ぐにも、旅行に行くにも、グルメを楽しむにも、まずは健康な体があってのものだからです。

こう強く思うようになったのは、私の母親のことがあるからです。

私の母親は、椎間板症という腰の病気で、第五腰椎の椎間板が磨り減っていることから来る腰痛に、長い間苦しんでいます。
ヘルニアのように、椎間板が脊柱から飛び出ているわけではないので、外科的手術といった根治療法もできません。
基本的には、痛み止めなどで和らげる対症療法しかできないのです。

椅子に座っての食事は、３０分くらいが限度ですし、自動車での１時間以上の移動も無理です。
ましてや、走ったり、３０分以上の散歩もできず、日々ベッドに寝て休んでいるか、リハビリのための体操をしています。
当然、旅行にも行けないですし、外食などグルメを楽しんだりすることもできません。

さらに私の母親は、腰痛が原因で、うつ病になったり、精神的に参っていた時期もありました。
現在は、一時期よりは若干腰痛が改善され、うつ病も改善しています。

本当に、母親には健康になってほしいと、心から願っています。

もうすぐ還暦を迎える私の両親は、若い頃に、父親が６０歳で仕事を引退したら、日本全国を旅行して回ることを楽しみにしていました。

しかし、母親が４０代半ばを過ぎた頃から、腰痛がひどくなり、以来１０年以上苦しめられています。
このままでは、両親の夢であった、夫婦で日本全国を旅行するという夢も、実現できない可能性が高いです。

将来の親の姿は、私たち自身の未来です。
人間は、年を取り、いずれ死ぬ。
死ぬその前には、健康を保てず私の母親のようになるかもしれませんし、肉体的な衰えもいつか必ず来ます。

私は現在、毎週最低１回は、プールに通って泳ぐようにしています。
１回４５０円ほどの出費ではあり、奥さんと二人で行くことも多いので、１回につき９００円の出費です。
月に５、６回ほどは行きますので、月５，０００円前後の出費で、小さくはない出費です。

しかし、将来にわたっての健康を維持するための投資だと考えています。

若いから大丈夫、と思う方であっても、いささかの健康への投資は惜しんではいけないと思うんです。