非可逆性が強いから健康は予防が大事
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人間の体というのは、本来、自然治癒力を持っています。
擦り傷や口内炎、軽い風邪なんかであれば、ほっといても免疫系の働きにより自然と治るものです。
しかし、そうは行かないケースも多々ある。
私の母親は、現在、また腰痛が再発して入院しています。(参考:健康に投資する習慣)
母親はもうかれこれ10年近く腰痛で入退院を繰り返していますが、外科的な治療は不可能と毎回診断されています。
症状は腰痛および坐骨神経痛による腰〜足の痛みとしびれ、疾患名は第五腰椎症という診断で椎間板が磨り減って脊椎の間の部分が潰れたようになっている。
ヘルニアのように椎間板が飛び出しているわけではないので、外科的な切除手術はできないとのことです。
30分以上立ちっぱなしや座りっぱなしを続けるのは無理で、家に居るときはベッドに寝転がってリハビリ体操をいつも行っています。
入院と言っても基本的には安静にしておくだけで、あとはリハビリ体操や牽引(腰に紐をくくりつけて引っ張る治療)、痛み止めの処方くらいのもので、症状を和らげる対症療法しかできません。
元気になって欲しいと切に願いはするものの、自分の無力さや医療の限界に正直苛立ちを感じますね。
父方の祖父は、数年前の脳梗塞が原因で認知症(旧痴呆症)になっています。
今年で88歳の高齢ですから、いたしかたない面もあるかもしれません。
聡明で明るかった祖父は、今でもいつも笑ってはいますが、昔のように色んなことを教えてくれたり会話を楽しんだりすることはできなくなりました。
擦り傷や風邪程度であれば、ほっといても治りますけど、うちの母親や祖父のようになると、もはや健康は非可逆性の強いものであると感じざるを得ません。
元通り元気だった頃のように治る可能性もゼロではないかもしれませんが、素人目にもそれは限りなく難しいことだろうと感じます。
母親の入院を機に、健康に関してだけは、予防を心がけることが何より大事だと再び痛感している今日この頃です。
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