負債があれば減らす努力を

もし、すでに負債を抱えている場合は、早く負債を減らす努力をすべきだと思います。
負債をなくしてしまえば、返済や金利による支出がなくなるり、キャッシュフローが改善されるからです。

負債・借金に関するお話を、３つ紹介します。

私は、今までの人生で、いわゆる借金というものをしたことがありません。
ですから、借金返済のためのコツを心得ているわけではありません。

大学生の時に、奨学金を借りましたが、私のは無利息の奨学金でした。
無利息とは言えど、私は月々に返済を支払うのが嫌でしたので、予定の返済期間より、かなり早めにまとめて一括返済しました。

この時、返済のために頑張ったことは、とにかく支出を減らすことと、収入を増やすことです。
そして、余ったお金には手をつけず、返済のためにとっておく。
この時の経験が、現在のお金の無駄使いをしないという習慣に、つながっている気がします。

おそらく、どんな借金であれ、借金を返すためには、支出を減らし、収入を増やす努力が必要です。
これに尽きると思います。
甘えていては、借金は減らないでしょう。

カードの負債を返済するコツは、金もち父さん貧乏父さんのなかで、ロバートキヨサキ氏が紹介されている方法が良さそうですので、今度紹介します。

※負債・借金の額が、自力で返せないほどになっているのであれば、専門機関（弁護士など）への相談が必要です。
弁護士に相談すれば、過払い金返還請求・債務整理などについてアドバイスしてくれます。

自動車は、資産ではありません。
購入して一度乗った瞬間に、価値は一気に下がりますので、自動車は間違いなく負債です。

自動車が資産になり得るのは、時間を生み出すものとして、充分な価値がある場合だけだと思います。

自動車ローンで車を買うことは、負債で負債を買っているようなものだと思います。

私の友人に、以前、自動車ローンを組んで車を購入した友人がいました。
金利は３％くらいと低めではありましたが、私は、彼に、給料の使い道でローン返済を優先したほうが良いのでは、とちょっとお節介かと思いつつ、アドバイスしました。

彼は、私のアドバイスに賛同はしてくれたものの、あまり積極的にローン返済を優先してはいないようです。

マイホームを持たれている方であれば、住宅ローンを組んでおられる方も多いでしょう。
しかし、住宅ローンは大きな負債です。

私は数年前、父親に銀行の住宅ローンの繰上げ返済を検討するように、薦めました。
父親は、３０代前半でマイホームを手に入れており、３０年の住宅ローンを組んでいました。

住宅ローンの残債は残り少なかったのですが、一括して繰上げ返済することで、残りの総返済額で３０万円近く減ることが分かりましたので、父親は繰り上げ返済を実行しました。

父親は公務員で、団体信用生命保険に加入しており、その点だけが私も気がかりではありました。
団体信用生命保険とは、住宅ローンの融資を受けている人が死亡した場合に、住宅ローンの残債が保険会社によって弁済される仕組みの保険です。

しかし、健康で元気な父親ですから、交通事故などにあわない限り、８０歳、９０歳までは生きるだろうと考え、住宅ローンの繰上げ返済を薦めました。

その結果、父親は住宅ローンを完済し、現在では、投資信託を購入するなど、投資にもチャレンジしています。
投資信託の投資成績は、なかなか良さそうです。