サブプライムローンから学んでみる
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サブプライムローンとは、噛み砕いて言うと、米国での低所得者層向けの物件担保の住宅ローン。
日本は、個人の収入や職業など個人与信を重視して住宅ローン貸出の審査が行われることが多いですが、アメリカでは物件価値の評価を元に、サブプライムローンと呼ばれる住宅ローンが貸し出されてきた。
つまり極端な話をすれば、市場価格で1億円と評価された物件であれば、年収が100万円の人であっても1億円の住宅ローン審査が通過するという仕組みのようです。
これは、住宅価値が上がり続ければ成り立つ仕組みだろうが、世の中そんなに上手くは行かない。
住宅価値や株価って言うと難しく感じてしまうが、要は野菜やカップラーメンの値段と変わらない。
家の値段が高くなりすぎたら、買いたいと思う人が減り、売り手が増え、供給過剰・需要不足で、高くなりすぎた家の値段が安くなっていく。
この最後の高値で買っちゃった人は、最後にババを引いた人となってしまうわけだ。
参考:
日本と欧米の住宅事情の比較・住宅ローンの違い
持ち家は資産か負債か?
住宅ローンは小さく、返済期間を短くする
大きい負債ほど慎重に
自宅マンション購入で資産増加するケース
サブプライムローン – Wikipedia
アメリカという国は、信用創造に熱心で、信用を拡大することで、庶民の消費を底上げし、お金の流動性を高めてきた国のようです。
この信用創造力こそが、米国が金融に強い国であるカラクリだったのかもしれない。
サブプライム層のローン返済延滞が引き金の一つとなり、拡大した信用が一気に収縮し、今回の金融危機の状況に陥ったということらしい。
アメリカの低所得者の年収は2-300万円とかがザラだから、住宅を購入してローンを完済できる道理はない。住宅購入に足る信用がない。この状況を補完する信用がどこからでてきたか。
上記の記事は、投資銀行やそれが果たした役目、サブプライムローンについて分かりやすく解説してあります。
ちょっと長いですが、私のような素人でも理解できます。
しかも悪いことに住宅価格が(実際は売れないのにもかかわらず)、あがってしまって、担保価値が上がったので、さらにローンを組ませ、住宅以外の用途にもつかっちゃった
堀江さんも、先日サブプライムローンについて言及されてました。
資産がある人でも、車は借金で買ったほうが良い・・・とも言われています。
それは手元に現金を残しておいて、いつでもチャンスに突撃できるように、ということだそうだ。
ここのところ、彼のブログが面白いです。
私自身の人生観の中では、自営業の身ながら、けっこう守りを固めるという意識が強いです。
裏を返すと、攻撃にも出るけれども、無理矢理な攻撃はしないということ。
すなわち、ババを引いて再起不能に陥らないということを、最優先して考えるようにしています。
バブルという名のババ抜きゲームには、最初から参加しなければ、痛い目を見ないですみます。
捨て身の一発逆転ホームランよりも、バントでつないで、コツコツと小さな勝利を積み重ねて行きたいという思いを強くしましたね、今回の金融危機で。
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