原因分析力 – データをまとめる

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このページは、「仕事の効率を高めるには」というテーマについて考察しています。

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前のページ(原因分析力)で、仕事における原因分析力の大切さと、原因分析のためにデータを取る際は、?いつ、?どこで、?だれが、?なにを、?どのように、といった5つの要素が明らかになるように、データを取っていく必要がある、ということを述べました。

では、ここで例をあげてみます。

目標の月商が200万円のネットショップがあったとします。
4ヶ月前までは、月商200万円を維持していましたが、3ヶ月前から月商が半減し、100万円になってしまったネットショップの例です。

ネットショップの売上に大きく影響するのは、集客数(アクセス数)、客単価、コンバージョン率(成約率・購入率)の3つの要素です。

・ネットショップの日々の売上把握(売上額、商品数、商品の種類など)
・ネットショップのアクセス解析

を行うことで、ネットショップの分析に必要な、以下の4つの重要なデータをとることができます。

1.ネットショップの売上データ
2.集客数(アクセス数)のデータ
3.客単価のデータ
4.コンバージョン率(成約率・購入率)のデータ

集客数(アクセス数)は、アクセス解析から分かります。
客単価と、コンバージョン率は、アクセス解析と売上データを併用すれば、算出できます。

この4つのデータに関して、?いつ、?どこで、?だれが、?なにを、?どのように、といった5つの要素が明らかになるように、データを取っておくのです。

そして、問題が起こった場合は、データを元に、以下のような表を作ってみます。

問題の要素→
データ↓
売上(一番大きな問題の要素) アクセス数 客単価 コンバージョン率(成約率・購入率)
?いつ 3ヶ月前から 3ヶ月前から - 3ヶ月前から
?どこで ネットショップで ネットショップで - ネットショップで
?だれが 私(オーナー)が お客様が - お客様が
?なにを ネットショップの月商を アクセスする数が - 商品を購入する率が
?どのように 100万円に半減させた 2割減っている - 4割減少している

データを元に検証したところ、上の表のようになったとします。
客単価には、変化がありませんでした。

売上が減少した時期と同時期から、アクセス数およびコンバージョン率の低下が確認できます。

アクセス数およびコンバージョン率の低下の2つの変化は、データ上の数値の変化であり、ネットショップの売上が減った要因とは言えます。

しかし、データの変化は、日々データを確認していれば、誰でも分かることであり、問題の根本的な原因ではありません。
このデータの変化から、問題の根本的な原因を、推定していくことになります。

次項で、引き続き、例で出したネットショップの、問題の原因を解明していきます。

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