一息おいて仕事にとりかかる
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このページは、仕事術というテーマについて解説しています。
仕事にとりかかる場合、いきなりとりかかるのではなく、一息おくことが大切だと思います。
一息おくのは、仕事を短時間で終了させるために、もっとも効率の良い方法を考える時間を持つためです。
効率の良い方法を考えずにとりかかってしまうと、仕事を終わらせるのに余計に時間がかかってしまうかもしれません。
「早く仕事にとりかかる」ことが大事なのではなく、「早く仕事を終わらせる」ことが大事なのです。
また、「現在の仕事を早く終わらせること」が大事であると同様に、「将来の仕事がより効率良く行えるように、現在の仕事に取り組むこと」も大事です。
長期的な視野における仕事の効率も、一息おくことで、考える猶予ができます。
仕事に限らず、なにかをやろうと目標を持ったならば、いきなりそれにとりかかるのではなく、目標を達成するためにもっとも効率の良い方法を考えてから、行動に移したほうが良いと思います。
「いきなりゴールを目指す」ことよりも、「より短い時間でゴールに到達する」ことのほうが、はるかに大事であるからです。
目標が何であれ、一息おかずに物事にとりかかってしまうと、効率の悪い方法で進めてしまう恐れがあります。
そして、物事というのは、一旦進めてしまうと、途中で方針変更するのは、なかなか難しい作業です。
「急がば回れ」という言葉があります。
成果を急ぐのであれば、一見遠回りのように思えても、着実な方法をとった方が良い、という意味の格言です。
常々、この言葉を肝に銘じておく必要があると思います。
ここで、私の仕事(WEB関連)で、例を挙げてみましょう。
ちょっと馴染みがないかもしれませんが、ウェブプログラミング(PHP)の仕事の例です。
—–例1—————
<?php
//繰り返し表示していく
for ($i=0; $i<10; $i++){
$title = $xml->channel->item[$i]->title;
echo $title. "<br />";
}
?>
———————–
—–例2—————
<?php
//繰り返し回数の設定
$count = 10;
//繰り返し表示していく
for ($i=0; $i<$count; $i++){
$title = $xml->channel->item[$i]->title;
echo $title. "<br />";
}
?>
———————–
例1と例2は、ウェブページからRSSフィードを取得して、タイトルを繰り返し表示するページを作るプログラムの記述例の一部です。
どちらとも、同じ動作を行い、RSSフィードのウェブページのタイトル部分を10個、表示します。
しかし、将来の仕事の効率を考えた場合に優れているのは、例2のほうのプログラムの書き方です。
理由は、以下の部分を書き足すことで、メンテナンス性が向上するからです。
//繰り返し回数の設定
$count = 10;
表示するタイトルの個数を、たとえば5個に減らしたい場合、例2のプログラムであれば、
//繰り返し回数の設定
$count = 5;
と、書き換えれば済むことになります。
単発の仕事で考えるならば、行数が少ない分、例1の書き方のほうが、仕事を早く終わらせることができます。
しかし、”一息おいて”、将来にわたっての”仕事の効率”まで考慮したら、例2の書き方のほうが、圧倒的に勝利です。
仕事にとりかかる場合、いきなりとりかかるのではなく、一息おくことが大切である、ということの例のひとつです。
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