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新築一戸建て購入での生涯支出とメリット・デメリット

人生の大きな支出８つにおける住宅費について考察しているページです。

参考：
住宅費 – 一戸建て・新築分譲マンション・賃貸マンションの比較
 賃貸マンションの生涯支出とメリット・デメリット
 新築分譲マンション購入での生涯支出とメリット・デメリット
 新築一戸建て購入での生涯支出とメリット・デメリット

一戸建てを新築で購入し、生涯住み続けた場合、一生涯での総支出はどうなるでしょうか？
以下で、シミュレーションしてみます。

[ 前提 ]

１．３０歳から８０歳までの５０年間で計算する。
２．一戸建ての物件価格は３０００万円とする。
３．住宅購入費は、頭金５００万円・住宅ローン２５００万円、３０年ローン・金利３％とする。
４．住宅ローンのシミュレーションは、イーローンを使用。上記条件での結果は、ローン返済総額：約３８００万円（37,944,363円）
５．一戸建ての固定資産税・都市計画税は、簡易的に年間１０万円とする。
６．私の住む県の相場を目安にしています。

■一戸建て（マイホーム）購入

・物件価格：　３０００万円（頭金５００万円・住宅ローン２５００万円、３０年ローン・金利３％）
・修繕費：　１０万円（１年間）
・保険料（住宅総合保険）：　４万円（１年間）
・固定資産税・都市計画税：　１０万円（１年間）

[ 一生涯（５０年）での一戸建ての費用総額 ]

・頭金：　５００万円
・住宅ローン返済総額：　３８００万円
・修繕費の合計：　１０万円×５０年＝５００万円
・保険料の合計：　４万円×５０年＝２００万円
・固定資産税・都市計画税の合計：　１０万円×５０年＝５００万円

・総合計：　５５００万円

賃貸マンションの生涯支出とメリット・デメリット、新築分譲マンション購入での生涯支出とメリット・デメリットでそれぞれ、賃貸マンション：６３２０万円、新築分譲マンション：６２９０万円となりましたので、それらに比べれば、一戸建てのほうが随分と総支出は安くなります。

では、続いて新築一戸建て購入のメリット・デメリットについても考えてみます。

■新築一戸建て購入のメリット

・住宅ローンを支払い終われば、住宅費用の負担が軽くなる。
・住宅ローンを支払い終われば、家と土地という資産が残る。
・自分の好みにリフォームができる。
・住宅ローン減税など税制面の優遇がある。
・資産価値の上昇が期待できる。
・団体生命保険があるため、一家の大黒柱が死亡しても住まいに関する不安が少ない。
・庭がある。
・生涯支出が賃貸マンションや分譲マンションに比べて少ない。

■新築一戸建て購入のデメリット

・引越しができにくい。
・古くなっても住み続けなければならない。
・収入が減っても対応しにくい。
・固定資産税・都市計画税、修繕費などの諸費用が、ローン返済以外にかかる。
・資産価値が下落するかもしれない。
・頭金でお金を使い、投資などに回せたはずのお金を失う。
・シロアリ駆除や瓦・壁塗りなどのメンテナンスをする必要があり面倒くさい。

新築一戸建て購入のメリット・デメリットは上記の通りです。

次ページでは、これまで考察してきた賃貸マンション、分譲マンション、一戸建てについて、まとめて比較してみます。

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