やらないという決断をする
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このページは、仕事術というテーマについて解説しています。
毎日忙しくしていると、あれもこれもと、どんどん仕事はたまっていきます。
どんな仕事であっても、片付けても片付けても終わりはないものです。
仕事とは元来そんなものです。
一つの仕事から課題が見つかり、また別の仕事が発生するということも頻繁に起こります。
人が良い人であれば、自分の仕事だけでなく、他の人からも仕事を頼まれて、ますます仕事が増える状況もあるでしょう。
たまっている仕事をやると決断することは、比較的簡単な作業です。
難しいのは、たまった仕事の中から取捨選択し、この仕事はやる必要がない、と決断することです。
たまった仕事や候補の案の中から、この仕事、案はやらないと決断することも、時には大事であると思います。
また、仕事を他人から頼まれた場合、断るほうが気が引ける感じがします。
仕事を頼まれた場合にも、自分に余裕がない時は、断れる仕事であれば断ることも必要でしょう。
できないことはできないとはっきり言ったほうが、その後の仕事も自分のペースで進められます。
安請け合いは禁物です。
安請け合いを続けていると、なんでも頼める人と思われ、どんどん仕事や雑用が増えていってしまいます。
自分の時間は、安売りするべきではない、と私は考えています。
たまった仕事をやらないと決断したり、頼まれた仕事を断ったりするのは、なにも自分が楽をするためという理由からだけではありません。
やらないと決断したことが、好結果につながる場合もあるからです。
その仕事や候補の案を実行してしまったために、結果が悪いほうに転がってしまうという場合もあります。
例えば、自分の仕事に関連のあるものですと、ウェブサイトに新しいサービスや機能を追加してみたら、ユーザーからの評判が悪くなった、混乱を招いた、という経験があります。
その結果、元の状態に戻した、という苦い経験があります。
新機能を作るために費やした時間は、無駄になったということです。
ただ、こういう経験からは実際たくさんのことを学べますので、経験がまったく無駄になってしまうというわけでもありません。
やる、やらないの選択の判断能力は、経験によって培われる部分も大きいと思います。
仕事の勘と言われるものでしょうか。
その仕事が本当に必要な仕事かどうかを見極めることも、仕事を効率よくこなしていく上では、大事な能力であると感じます。
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