成長が見込める事業である

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このページでは、起業の条件について考察しています。

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起業するのであれば、その事業が成長する見込みがあるかどうかも、熟考しなければなりません。
どうせ起業するならば、事業が成長できるほうが良いですからね。
売上や利益の成長がすぐに頭打ちになってしまうような事業は、避けたほうが良いでしょう。

基本的には、成長している産業分野のほうが、利益を上げやすく、また売上・利益の伸びも期待できることだと思います。
私が、インターネットを舞台に選んだのには、この条件もあったからです。

もちろん、成熟した産業や斜陽産業の中で、起業して成功するケースもあるでしょうが、その場合はよほどの工夫が必要になるはずです。
市場規模が縮小しているような産業の中で、事業を行い利益を出したり、売上・利益を成長させることは、とても難しいと思います。

成長という観点からとらえると、市場(または産業分野)は、大きく3つに分類することができます。

1.成熟している市場・産業
2.縮小している市場・産業
3.拡大している市場・産業

このうち、「3.拡大している市場・産業」で起業すれば、タイミングが良ければ、その波に上手く乗ることができるでしょう。
業界全体に追い風が吹いていれば、少々へまをこいても何とかなります。(私の経験上ではそうでした。)

成熟産業では、市場のメインプレイヤーによる独占や寡占が進んでいる場合が多く、ニッチビジネスを探すのが難しいと思います。
資金も少なく人海戦術も取れない弱者が、ビジネスで勝負してリターンを得るには、ニッチビジネス(隙間産業)を狙うのが成功率が高いです。
そういう意味では、インターネットはニッチビジネスを狙いやすいという、弱者の味方である特徴も持ち合わせています。

私の場合、インターネットというジャンルを選んで、最初は副業から起業したわけですが・・・

開業時の2001年当時、インターネットという市場が拡大していくことが容易に予想でき、またとてもインターネットやWEB制作が大好きで、面白さを感じたからです。
他のジャンルで起業することに比べて、インターネットは、わくわく感がとても大きく感じられたのを覚えています。
私の人生において、初めてインターネットに触れたとき以上の感動は、おそらくありません。

話を戻しまして・・・

例えば、日本の広告市場に関して言えば、6兆円前後の市場規模で、ここ数年頭打ちとなっています。
しかし、インターネット広告市場に関して言えば・・・

2004年:約1800億円
2005年:約2800億円
2006年:約3600億円

また、2011年には、インターネット広告市場は7500億円を越える試算も出ています。
ネット広告産業は、どんどん成長している産業なのです。

参考:
電通、2006年「日本の広告費」を発表、好調のネット広告費は3,630億円に(MarkeZine)
2011年のネット広告費は7500億円を超える–電通総研が試算(CNET Japan)
ネット広告市場、5年後は3倍の5660億円に――電通総研が予測(ITmedia)

日本の全体の広告市場自体は約6兆円から伸びてはいませんので、ネット広告が、既存の主要4媒体(テレビ・ラジオ・新聞・雑誌)からパイを奪っていっている格好です。

もし、これから広告業界で勝負したいと考えるのであれば、ネット広告産業を起業の舞台に選べば、業界全体にも追い風が吹いています。
特に、モバイルネット広告の業界などは、いまだ未知数ですので、とても面白いはずです。

まあ、成長している業界ゆえ、また資金的な参入障壁も高くはないため、新規参入の事業主も多く、競争が厳しくはありますが。
しかしながら、競争が激しいのは、どんな業界でもそれほど違いはないでしょう。

できれば、IT分野のような市場自体が拡大している産業のほうが、起業して利益を出しやすいとともに、売上・利益を伸ばしていきやすい、と言えると思います。
そしてインターネット産業は、なんと言ってもニッチビジネスのアイデアを試しやすいのです。
多くの場合、コストはそれほど問題にならず、クリアすべき問題は、突き詰めれば技術的な問題だけです。

面白いアイデアがあり、それを十分なスキルで形にして、評判になれば、ウェブサイトには大量のトラフィック(アクセス)が集まります。
インターネットビジネス(ウェブビジネス)の場合、トラフィック(アクセス)がビジネスの成功・不成功を決める大きな要因です。
分かりやすい例で言えば、トラフィックを集めて、広告を募集したり、アドセンスやアフィリエイトを行えば、リスクが低く収益性の高いビジネスが展開できます。

また、事業を選ぶ際には、売上・利益を、理論上は青天井に伸ばせるような事業を選んだほうが良いと思います。

例えば、ホームページ制作事業とウェブ広告事業では、どちらが売上・利益の伸び代が大きいでしょうか。

私は、後者のウェブ広告事業だと思います。

ウェブサイトへのトラフィック(アクセス数)を増やすことができれば、ネット広告による収入は、理論上は青天井です。
トラフィック(アクセス数)を伸ばすこと自体が非常に難しく、ですから、ウェブマーケッターやウェブコンサルティング、SEOなどのビジネスも成り立つわけですが。

逆に、ホームページの制作は、基本的に1件制作あたり単価でいくら、というやり方の商売になります。
仕事さえ取ってくれば、堅い商売で日銭は稼げますが、1ヶ月で一人で制作できるホームページの数は、小規模のものでも頑張って2つくらいのものです。

この場合、一人で行うのだとすれば、ウェブ制作の単価が20万円であれば、月収で40万円が頭打ちのラインとなります。
売上・利益を伸ばしていくには、人手を増やすほかはありません。

参考:
経営・業務が一人で行える
事業拡大ができる

成長している市場・産業で、売上・利益を理論上は青天井に伸ばせるような事業を選び、起業したほうが成功率が高く、また将来性もあるのではないか、と私は考えています。

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