意思決定能力・判断力

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このページは、「仕事の効率を高めるには」というテーマについて考察しています。
仕事をこなしていく上では、この意思決定能力・判断力が、極めて大事です。

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仕事においては、いくつかの案が選択肢としてあがっている場合に、最適な案を選択しなければならないという事態に、頻繁に遭遇することがあるからです。

仕事だけに限らず、人生では日常生活の中でも、選択を決定しなければならないケースが多々あります。

マイホームを建てるべきか、マンションを購入すべきか、賃貸に済み続けるか?
恋人と付き合い続けるか、別れるべきか?
生命保険に加入すべきか、加入しないでおくか、他の保険会社に乗り換えるべきか?

などなど。

また、仕事や勉強においての努力が報われて、成果を出すには、充分な努力の量を満たしているだけではいけません。

努力の方向性が最適であることが必要です。
つまり、正しい方向を向いた努力を行うということです。

努力の方向性を間違う原因は、その選択を行うための意思決定能力・判断力が不足していた、ということが原因として挙げられます。

的確な意思決定、判断を行うことはとても難しい作業です。
候補となる選択肢、案には、完璧なものは存在しないのですから。
意思決定、判断の際には、多くの失敗や成功から得られれた経験に頼ることも多いものです。

いくつかの案、選択肢から選択を行う場合の意思決定・判断においては、候補の案を評価する項目リストを作り、ひとつひとつ吟味していく方法があります。

目標設定能力のページで紹介した、ネットショップの売上アップ目標での、「集客数(アクセス数)を増やす。」には?の課題の例で、考えてみます。

1.「集客数(アクセス数)を増やす。」には?

広告を増やす。
・マス媒体に広告を出稿する。
・リスティング広告(PPC広告、検索連動型広告)を出稿する。
・新聞、雑誌、テレビ広告の利用を検討する。

検索エンジン対策を強化する。
・検索エンジン対策の専門会社(SEO会社)に依頼する。
・自分でSEOを施す。
・相互リンクを増やして被リンク数を獲得する。

リピーターを増やす。
・顧客リストへのダイレクトメールを増やす。
・プレゼントキャンペーンなどを定期的に行う。

クチコミでお客様を増やす。
・お客様同士のコミュニケーションの場となるコミュニティのシステムを構築する。
・プレスリリースを打ってみる。

これらの候補の案を評価する項目リストを作ってみます。

・即効性がある
・対策後も長期的な効果がある
・かかる費用が低い
・新たな人手を必要としない
・手間(時間)がかからない

以上の5項目を、評価項目リストとしました。

候補の案を、これらの評価項目で、評価してみます。
○、×、△の3つで評価してみました。

評価項目→
候補の案↓
即効性がある 対策後も長期的な効果がある かかる費用が低い 新たな人手を必要としない 手間(時間)がかからない 総合評価(○の数)
マス媒体に広告を出稿する。 × ×
リスティング広告(PPC広告、検索連動型広告)を出稿する。 ×
新聞、雑誌、テレビ広告の利用を検討する。 × ×
検索エンジン対策の専門会社(SEO会社)に依頼する。 × ×
自分でSEOを施す。 × ×
相互リンクを増やして被リンク数を獲得する。 × ×
顧客リストへのダイレクトメールを増やす。 ×
プレゼントキャンペーンなどを定期的に行う。 × ×
お客様同士のコミュニケーションの場となるコミュニティのシステムを構築する。 ×
プレスリリースを打ってみる。 ×

この結果を確認して、総合評価が高い案から着目します。

総合評価3点のものが3つあります。
「自分でSEOを施す。」、「相互リンクを増やして被リンク数を獲得する。」、「顧客リストへのダイレクトメールを増やす。」の3つです。

私でしたら、まず上記3つの案は、ルーティンワークに取り入れます。

そして次に、総合評価2点で、かつ費用が他の広告法に比べると低くて済むであろう、「リスティング広告(PPC広告、検索連動型広告)を出稿する。」の案を選択します。
これは、日銭を稼ぐためにも、即効性・短期的な効果の評価が高いためです。
マス媒体への広告出稿も即効性は高いでしょうが、広告費用がかかりすぎるため、却下します。

さらに、長期的な効果の評価に着目して、「お客様同士のコミュニケーションの場となるコミュニティのシステムを構築する。」の案も選択します。

まとめると、私が採用する案は、

・自分でSEOを施す。
・相互リンクを増やして被リンク数を獲得する。
・顧客リストへのダイレクトメールを増やす。
・リスティング広告(PPC広告、検索連動型広告)を出稿する。
・お客様同士のコミュニケーションの場となるコミュニティのシステムを構築する。

の5つの案となります。

このように、候補の案を、評価項目リストで、ひとつずつ評価してやることで、なにを選択すべきかの意思決定・判断を行いやすくなります。

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