時間は有限だと認識する

仕事や勉強で成果を出したり、投資でリターンを得たり、資産を形成したりするのに、絶対に必要な要素があります。

それは、時間です。
仕事や勉強では、それに取り組むための時間が必要ですし、株式投資で株が値上がりするのにも、時間の経過が必要です。

そして、毎日の時間は唯一、人間にみな等しく平等に与えられたものです。
どんな人にも、一日は２４時間しかありません。

それなのに、同じ年月を過ごした人と人との間であっても、とてつもなく大きな格差ができてしまう。
これは、一日２４時間の使い方が、人それぞれで違うことが、決定的な要因でしょう。
２４時間を精一杯、自分の夢に向かって頑張って生きている人と、のほほんと過ごしている人との間には、差ができて当然なのです。

私は、人と人との間には、才能や能力の差は、それほど無いものだと考えています。
時間の使い方こそが、その人の人生を決定すると考えています。

「時間」こそが、人生における最大の資産だと思うのです。
「時間を生み出すもの＝資産」です。
そして、「時間が奪われること」こそが、最大の負債なのです。
まずは、これを認識するべきです。

我々現代人は、時間を買うことで、「時間」という資産を、多かれ少なかれ手に入れることもあるのではないでしょうか。

「１時間、早く着けるから、費用はかかるが電車ではなく飛行機を使う。」
「買物に行く時間がもったいないので、通信販売を利用する。」

といった具合に。

また、私たち人間に与えられた時間は有限でもあります。

人間は、いつか死ぬことが確定しています。
運が良ければ、８０歳以上まで生きられるでしょう。
でも、道半ばで死ぬ可能性もあります。

もし、今なにもやりたいことが見つからないと嘆いている方は、３ヵ月後に自分の人生が終わると仮定してみると良いでしょう。

そうすれば、なにかしら、やりたいことや思い残したことが見つかるはずです。

「親や家族と話したい。」
「行ってみたことのない土地に旅行に行きたい。」
「憧れだった車に一度乗ってみたい。」

など、なんでも良いのです。

時間を有効に活用したいと考えておられる方は、

１．時間こそが、人生における最大の資産である。
２．人間に与えられた時間は有限である。

の２つの点を認識することが、まず第一歩だと思います。

きっと、時間の使い方が変わってくるはずです。
この２点をしっかりと認識することが、時間の有効に活用するための、最初の取り組みです。

この章では、私の時間に対する考え方や、時間の有効活用術を紹介したいと思います。