「頑張る」という言葉・・・
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私は、「頑張る」という言葉があまり好きではないのですが、なんというか根性論や精神論に近い感覚を思い起こさせるのが理由です。
目標が達成できなかったときなど、その原因を「頑張りが足りなかった・・・」ってよく言いますね。
それよりも、結果までの過程や原因分析に目を向けたほうが有意義ですし、精神的な凹み方も少なくてすむと思います。
結果だけを見て頑張りが足りなかったと落ち込むのは、将来につなげるためにも、精神衛生上もあまりよろしくありません。
努力や頑張るということ自体は、この世の中では評価されにくい。
学校では努力は大事だと教えられますが、実社会では努力よりも結果のほうが評価されます。
長い時間をかけて頑張って結果を出せない人よりも、ずっと少ない時間で期待された同じ結果を出す人のほうが評価されるところに、実社会を生き抜くための難しさがあるだろう。
1.葛藤のある中でがんばる
2.報われないのにがんばる
3.やりたくない、嫌いなことでがんばる
うつ病になるようなタイプの人は、総じて真面目で頑張り屋の人が多いです。
理不尽な状況の中でも、自分の頑張りが足りないから・・・と、自己責任感を強く感じるタイプの人。
どんなに好きなことに取り組んでいても、やりたくないことや報われにくい状況で頑張る必要がある場面は必ず存在する。
だから、そんな時は、結果だけに目を向けるのではなく、結果に至るまでの過程に目を向けるのが大事だろうと思います。
結果だけに目が向いてしまうと、頑張ったけど何も得られず、努力が無駄になった・・・と激しく落ち込んでしまう原因となってしまいます。
しかし実際には、結果に至るまでの過程で得られる成果物が、多かれ少なかれ必ずあるはず。
たとえば、新しく築けた人間関係や習得できた知識やスキル、より優しい人間になれたなど人としての成長、失敗の反省点や原因分析など、たとえ結果が満足いくものでなくても、過程で得られる成果物はたくさんあります。
そして、これらは結果に至るまでの過程で、自分なりにブログや手帳・ノートに記録したりして、確認作業を行うと良いと思う。
過程で得られたことを確認しやすくなるので、自分の成長を実感できるからです。
過程はなかなか周囲に評価されにくいので、自らが意識的に確認しておかなければ、目標が達成できなかったり期待した結果が得られなかったときに、その結果ばかりに目が行き、過程で得られたことを忘れがちになってしまいます。
結果こそすべて、と言われる方もいらっしゃいますが、私はそうは思いません。
結果も大切ですが、それまでの過程のほうがはるかに大事だろうと考えています。
目標の達成や期待した結果に対しては、できるだけ中立的な感情を持ち、必要以上に凹まないようにする。
今の努力は、将来の努力を少なくさせるための努力。
頑張る過程で得られれたことは、きっとそのための役に立ちます。
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