起業の魅力
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ここまでは、「起業するかどうかは慎重に」考えるべきだ、ということを述べてきました。
しかし、起業することには、とても大きな魅力がたくさんあることも事実です。
私が、起業するという道を選んだのは、自分を見つめなおしたときに、「なりたい自分になる」ということが自分の一番大きな夢だと確信したからです。
そして、「手帳に夢を描く」という作業をしてからは、より一層確信を深めています。
ここでは、起業の魅力について考察してみたいと思います。
起業の魅力として考えられるものを、いくつか挙げてみましょう。
自分の得意なこと、好きなことを仕事にできれば、とてもやりがいを感じられます。
私はウェブ関連(ウェブサイト制作・運営、プログラム開発など)をメインの事業にしていますが、私はインターネットが大好きです。
ウェブサイトやプログラムの制作も、とても好きなので、今でも続けられています。
そして、自分のアイデアをもとに、企画し制作し、だんだんと形になっていく過程は、とても楽しいものです。
ウェブサイトが完成したり、プログラムが思い通りに動いてくれた時は、他では得られないなんとも言えない充実感を感じられます。
やりがいの感じられる仕事に没頭できる、ということが起業の一番の大きな魅力だと思います。
起業するには、様々な知識が必要です。
会計(複式簿記)・申告や税務・税金対策、保険・労務・雇用、契約書の作成などに関しては、どんな業種であっても、起業するのであれば、本業のスキルとは別に、最低限は身に付けなければならない知識です。
私は、それらの知識は、仕事に取り組みながら、合間合間に勉強して基礎だけは身に付けています。
また、自分の経営判断で事業を行っていくのですから、本業の知識も頑張り次第で、磨くことができます。
私は、起業当初よりも現在のほうが、はるかにウェブサイト制作やプログラミング、ウェブマーケティングのスキルが向上しています。
オン・ザ・ジョブ・トレーニングで学んでいけるのも、起業の魅力だと思います。
起業して、上手く軌道に乗せることができれば、売上も伸びて収入も増えるでしょう。
ただし、お金は後からついてくる結果に過ぎません。
お客様やユーザー、取引先のことをよく考えて、質の良い商品・サービスを提供し、さらに広告・宣伝、集客などのマーケティングが成功して、初めてお金が後からついてきます。
お金がたくさん儲けられるという期待は、たしかに起業の大きな魅力のひとつではあります。
しかし、それは愚直に仕事をこなして、上手く言った場合の結果です。
最初から、お金を儲けることばかり期待して起業しても、なかなか上手くは行かないような気がします。
実際、自力で収入を得るというのは大変なものです。(参考:収入増減の曲線グラフ)
起業して良い商品・サービスを提供すれば、お客様や取引先の笑顔、喜ぶ声がダイレクトに伝わってきます。
仕事に取り組んでいく上で、とてもやりがいを感じられる瞬間ですし、大きな励みとなるものです。
また、お客様の素直な声は、次の仕事での改善案のヒントへとつながります。
サラリーマンの友人などと食事や飲みに行くと、上司の愚痴や協力しない同僚の愚痴などを、聞くことがあります。
起業すれば、たしかに上司からの文句はなくなります。
しかしながら、お客様や取引先からの要望やクレームはありますし、また、スタッフを雇用するのであれば、人のマネージメント能力が大きく問われます。
私は、経営において最も難しいことは、人をうまく使うことだと、痛感しています。
起業することによって、一国一城の主としての優越感を、感じられる人もいるかもしれません。
私自身は、あまり魅力には感じませんが。
自分の時間の自由が、ある程度は利くようになることも、起業の魅力です。
もちろん、お客様や取引先との約束は優先させた上でのことですが、基本的には、起業すれば、自分の時間をどう使うかということは、自分で決めることになります。
逆に言えば、起業したら自分で時間管理しなければなりません。
以上のことなどが、起業の魅力として考えられます。
私が、起業することにおいて、特に魅力を感じたのは、1,2,3,4,7などです。
ただし、これらの魅力は、厳密に言えば、「起業して上手くいった場合」の魅力です。
やりがいのある仕事に取り組んでいたとしても、収入が全くないのであれば、いずれ気力が尽きてしまうでしょう。
お金をどれだけ儲けられても、お客様の喜ぶ声がなければ、虚しいものであるはずです。
起業したとしても、上手くいく、成功する保証は、どこにもありません。
ある意味、起業するという行為は、「賭け」に近い要素も持っています。
しかしながら、起業が大きな魅力を持っていることも、事実です。
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