太陽の日光を浴びる – メラトニン・セロトニンの働き
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早起き・目覚めを良くする10のコツについて解説しているページです。
朝起きたら、太陽の日光を直接浴びると、とても気持ちよくすっきりと目が覚めます。
前のページ(カーテンをすぐ開ける)で、朝起きたらすぐに部屋中のカーテンを開けて、室内に太陽の光を入れましょう、と書きましたが、本当は少しまぶしすぎるくらいの光を浴びたほうが、目覚めが良くなります。
私の場合、朝起きたらすぐにベランダに出て、太陽の光を直接浴びるようにしています。
5分ほどベランダで太陽の光を浴びながら、その日一日の予定や目標をこなすイメージを思い浮かべています。
太陽の光で目を覚まさせながら、イメージトレーニングの時間として使っているのです。
朝日を浴びるのは、とても気持ちが良いですよ。
太陽の光と睡眠や目覚めには、深い関わり合いがあります。
太陽光を浴びることによって、睡眠を促すホルモンであるメラトニンの分泌がストップされます。
また、脳の覚醒を促すホルモンであるセロトニンの分泌が活発になります。
睡眠ホルモンであるメラトニンは、太陽の光を浴びて約14〜15時間後に分泌が開始されます。
そして、メラトニンは外が明るい間はほとんど分泌されず、夕方になり暗くなってくると分泌量が増えてきます。
夜、完全に太陽が沈むと、分泌量がさらに増えて、午前2時頃に分泌量がピークに達するという性質を持っています。
朝、目が覚める頃になるとメラトニンの分泌が止まり、太陽の光を浴びることにより、体内のメラトニンの量が一気に減少します。
メラトニンの量が減少することにより、脳が睡眠状態から覚醒状態へと切り替わるのです。
また、脳内物質のセロトニンは、心と体のバランスをコントロールする役割を持ちます。
このセロトニンは、太陽の光を直接浴びることによって分泌量が増えるのです。
セロトニンは、人に穏やかな感情を与える作用があり、セロトニンの不足はうつ病の原因のひとつであると考えられています。
神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンなどの働きをコントロールしたり抑制したりする作用をもち、精神を安定させるという働きを持ちます。
ですから、セロトニンが不足すると、感情や考えのコントロールが効きにくくなり、情緒・気分を不安定にしたり、うつ病の原因になると考えられているのです。
セロトニンの分泌が正常で上手く働いている場合は、脳の覚醒や心身の活動がスムーズに行える状態にします。
目が覚めた時に、頭がすっきりしていて、気分爽快な状態で覚醒できるのです。
また、やる気や集中力の向上作用もあります。
睡眠に深い関係のあるメラトニンとセロトニンという脳内物質の働きを正常にするためにも、太陽の光は必要不可欠です。
朝目覚めたら、ベランダや庭に出て、太陽の光を浴びましょう。
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