説教せずに主体性を引き出してあげる

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自営業ということもありまして、私は、自分のモチベーションが下がらないように、また向上していくための方法は色々と模索しています。
しかし、こと他の人のモチベーションを上げるための方法に関しては、研究が足りないのと実地訓練も不足しているためか、それほど身についておらずメソッドが確立していません。

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仕事の場面ではもちろんのこと、家庭・夫婦生活や友人関係においても、相手のモチベーションを向上させたいという場面は多々ありますから、その術を身につけるのは必ずプラスとなります。

「やらなければいけない事は分かっているけど、やりたくない」という – モチベーションは楽しさ創造から

1.現在抱えている問題は何かを聞き出す
2.その問題を解決する為に「やるべきだ」と思っている事を聞き出す
3.今、やっていない理由を聞き出す。(やりたくないという理由を聞き出し、それを認めてあげる。)
4.「やらないでいた場合、どうなるか?」を聞き出す。(やらない場合の失敗イメージ)
5.「やるべきだ」という事を実施していくと、どうなるか?を聞き出す(やった場合の成功イメージ)
6.「矛盾状態」に陥っている事を整理してあげる
7.「やるべきだ」と感じている事は、それ程難しくない事かを確認する。確信させる
8.「じゃぁ。どうしようか?」と、変化への決意を自ら表明して貰う

モチベーションは楽しさ創造から」さんは、私がいつも楽しみに参考にさせて頂いているブログです。
”モチベーション”というごく狭いが奥深いテーマに関して、毎回鋭い考察でクオリティの高い記事をアップされています。

人のモチベーションを上げたい場合、説教は効果がないと説かれていますが、これは私も以前スタッフとともに仕事をしていた時に痛感しました。
説教はどちらかと言えば、相手のためでなく、自分のストレスを発散するためのものです。

「やらなければいけないことは分かっているけれどやりたくない」という心理状態を、「やる気の矛盾」と呼ぶそうです。
多くの場合、人は、”やらなければいけない”ということを頭では分かっています。
しかし同じくらい、やりたくないという心理も強いために、やる気が出ず、説教に対しては人は反発したくなるものですから、立場として”やりたくない心理”のほうが余計強くなってしまう・・・と。これは、悪循環ですね。

そこで、お薦めしてあるのが、上記引用の1〜8のステップ。
ポイントは、「肯定」、「分析」、「自発」の3つの点だと思いました。
まずは、相手を説教で否定するのではなくて、肯定してあげる。
そして、現状の分析を自分の頭で考えるように導いた後に、自発的に行動する方向へと針路を向かわせる。

こちらが回答を示すのではなくて、導線だけを示して、「自分の頭で考える」ように仕向けるのが大事なのだと思いました。
そして、自分の頭で考え導き出した答えであれば、それは自分の決意ですから言い訳は聞かない、という状態に持っていくわけです。

早速、この8つのステップは、手帳に書き記させて頂きました。

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