アウトプットで勉強した知識が定着する

前のページ（勉強法 – 勉強の基本はインプット）で、勉強には十分な量と良質なインプットが必要であると述べました。

勉強した知識は、アウトプットしてこそ、価値のあるものです。

資格のための勉強では、最終的には、試験問題を解くという形でアウトプットを行います。
仕事のための勉強であれば、その知識は、仕事に生かすという形でアウトプットされます。
株式投資の勉強であれば、実際に株式を購入する、投資を行う際に、そのやり方を実践して、アウトプットしてこそ価値のあるものとなります。

そして、忘れてはならないことは、アウトプットを通して、勉強した知識・技術が、より強く自分に定着するということです。

私は、日頃、本業（ウェブ関連）のために、プログラミングの勉強をよく行います。
プログラム関連の書籍を読んだり、ウェブページを調べたりします。

その際には、書籍やウェブを参考にして、実際にプログラムのコードを自分で書いてみて、プログラムが思い通りに動くかどうかを、検証しながら勉強します。

そうすると、とても学習効率が高まります。
実際に自分でコーディングするという、アウトプットを行うことで、新たなプログラミングの知識・技術を自分により強く定着させることができるのです。

また、勉強した知識・技術を人に教えてあげるのも、手軽で簡単なアウトプットの方法です。

新しい株式投資の手法を学んだら、その手法を投資仲間の友人などに、教えてあげるのです。
そうすることで、その株式投資の手法という知識が、より強く自分のものとなります。

知識を人に教えるということは、自分だけが理解することよりも、難しい作業です。
人が聞いたときに、理解できるように、分かりやすく説明しなければいけません。

その知識を深く理解して、自分のものにしておかなければ、上手く人に説明することもできません。
人に教えることで、自分の理解、知識の吸収が足りない部分も、明確になります。

また、人に教えている間に、その知識に対する理解が深まるということも、よくあることです。
人と話しているうちに、「これは、こういうことだったのか！」と理解できたり、考えがまとまったりするという経験のある方も、多いのではないでしょうか。

勉強した知識は、アウトプットして使ってこそ、価値のあるものです。
そして、自分の知識・技術として、より強く自分に定着します。
勉強で、インプットした知識は、アウトプットすべし、です。