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在庫を抱えなくてすむ

このページでは、副業の条件について考察しています。

副業でビジネスをスタートさせるのであれば、在庫を抱えなければならない商売は、選択しないほうが良いと、私は思います。

在庫を抱える商売は、仕入れまたは商品の開発が必要となります。
仕入れ費や開発費、原材料費などがかかることになり、経費が増えてしまいます。
また、在庫を管理しておくための保管費や人件費など余分な経費もかかってきます。

経費が増えるということは、利益を出すために、それだけ大きな売上を必要としてしまうということです。（参考：経費が少なく無借金経営ができる）

在庫を上手く回転させて売れ残りが少ない状態を、継続できれば良いのですが、なかなかそう上手くも行かないかもしれません。
副業でビジネスを行うのであれば、というか起業独立してでも同じなのですが、最悪のケースというのはいつも想定しておくべきだと思います。

もしかして売れ残ってしまい、大量に在庫を抱えることになると、それは不良在庫となり負債と化します。
売れ残りの在庫であっても、在庫管理のために保管費や人件費などのコストは、ずっとかかっていくからです。
在庫商品が大量に売れ残った場合、投下した資金が回収できないことはおろか、毎月、お金を奪っていく負債となります。

また、在庫を抱える事業は、在庫を抱えない事業に比べて、受注確認・発送業務、経理・会計などの事務もわずらわしくなります。

単価の安い商品であれば、たくさん売らなければなりません。
そうするとお客様からの受注確認や発送業務も、とても忙しくなります。
また、経理・会計事務も、在庫を抱えない商売に比べると、はるかにわずらわしくなります。

受注確認・発送、経理・会計の業務のために、専任のスタッフが必要となる場合もあるでしょう。
結果、人件費が高まってしまいます。

在庫を抱える商売は、これらのように間接的にコストを高めるということです。

できれば、副業で事業をスタートするのであれば、特に初期段階では、在庫を抱えない商売のほうが良いのではないか、と私は考えています。
もし在庫商売を手がけたいのであれば、資金的な余裕ができた後で参入したほうが、安全であると思います。

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