チャンスの芽を少しずつ育てる
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千載一遇のチャンスを待って、ホームランで一発逆転を狙うというのは、まあまあ良い考え方でしょう。
常に一発逆転を狙うというスタンスは、先行き不透明な時代においては、別に起業家や事業主に限らず必要な姿勢だろうと思います。
ビジネスや副業、株式・FX投資、アイデア・特許などで一発当てて、数千万〜1億円、数億円を手にできれば、終身雇用や生涯働きづめ、リストラ・転職、金欠・貧困などにおける不安が減るのは間違いありません。
チャンスを常に狙っていれば、ホームランの確率もある程度は上げられるでしょうが、ただ単に一発逆転のホームランを狙うだけではまずいと思います。
お金持ちになりたいと願ってはいても、宝くじに当たることのみを期待していては駄目なわけです。
一発逆転のホームラン狙いは何しろ成功確率が低いので、ずっと同じまんまの状態が続く可能性が極めて高くなる。
ロングテールモデルに見る、このあいだ書いた記事のような考え方。
チャンスを伺いながら地道な活動を継続するわけですから、チャンスが回ってきたら大きな勝負に出て、ホームランを狙うことも可能です。
ホームランを狙う一方で、簡単にはじめられる所から、最初は小さなチャンスの芽を、少しずつ少しずつ時間をかけて育てていく、という姿勢も欠かせません。
ビッグリターン狙いではなくて、成功確率を上げる狙いの、いわばリスクヘッジのための活動です。
例えば、小さなチャンスの芽の例として、私が運営するこのブログの例を挙げてみましょうか。
オープン直後の昨年の11月頃は、1日の訪問者は10人以下で、3人とか5人とかでした。
しかし、半年強の間、私にとっての小さなチャンスの芽の一つであったこのブログを少しずつ育ててきた結果、昨日はユニークユーザー(UU)700人強、ページビュー(PV)3000強というところまで育ってきました。
少しずつでも良いから、途中でやめないで育て続ければ、小さなチャンスも大きなチャンスに育つ可能性がある、ということを実感できます。
ホームランを狙うのはそれはそれで結構なことです。
だけれども一方で、リスクヘッジのために成功確率を上げる狙いの小さなチャンスの芽を、少しずつ育て続けるのも同じくらい大事だろう、という提案でした。
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