持ち家は資産か負債か?
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「負債があれば減らす努力を」というテーマについて解説しているページです。
日本では、自分の家を住宅ローンで購入するのが一般的となっています。
あまり持ち家が資産か負債かなどと検討することもなく、住宅を購入する人も多いでしょう。
というか、それが一般的な人のスタイルである、という認識になっていると思います。
しかし、このカテゴリーでは、負債を持たないというテーマですので、持ち家が資産であるか負債であるかを考察してみます。
まず結論から、私の考えを述べると、”持ち家は負債である”と考えています。
根本的な考え方として、私は、あるモノが資産か負債かを考える場合、以下の規則に照らし合わせるのですが・・・
資産=私のポケットにお金を入れてくれるもの
負債=私のポケットからお金を奪っていくもの
これは、ロバート・キヨサキ氏の書籍により提唱されている考え方です。
私は、この考え方を強く支持しており、お買物や投資を行うときには、まずそれを買うことでいくらキャッシュフローを得られるか、またはいくら支出があるかを考えます。
上記の資産・負債の定義から考えると、たとえキャッシュ(現金一括)で住宅を買ったとしても、持ち家は負債であるということになります。
管理費や修繕費用、保険料、固定資産税などの形で、ポケットからお金を奪っていくからです。
参考:
住宅費 – 一戸建て・新築分譲マンション・賃貸マンションの比較
賃貸マンションの生涯支出とメリット・デメリット
新築分譲マンション購入での生涯支出とメリット・デメリット
新築一戸建て購入での生涯支出とメリット・デメリット
住宅費の節約
もう一つ、私が持ち家は負債であると確信するようになったのには、私の父親の住宅ローンの例が挙げられます。
私の父親は、ちょうど団塊の世代の真っ只中で、30代前半でマイホームを手に入れています。
しかし、以前、父親が住宅ローンを借り入れている銀行への、ローン返済の明細を見て、愕然としました。
当初の借入額に比べると、トータルの総返済額で、2倍近くを銀行に返済しているのです。
キャッシュで家を建てるなら、同じ家がもうひとつ建てられることになります。
この住宅ローンの返済の明細書を見て以来、私は持ち家は負債以外の何者でもない、という思いを強くしました。
住宅ローンで家を購入するとなると、金利支払の分だけは確実に損をするということです。
やはり、プラスのキャッシュフローを生まない借金は、悪い借金です。
不動産が資産となり、プラスのキャッシュフローを生むのは、賃貸用として貸す場合だけです。
全額キャッシュで新築の住宅を購入するのは、いささか無理があるかもしれません。
しかし、住宅ローンは小さく、頭金を多くして、返済期間を短く、返済を早く行うべきであると思います。
負債を抱えるのは同じであっても、負債は大きいよりも小さいほうが良いからです。
場合によっては、中古住宅を購入するという選択肢もあります。
実際、私の友人には、中古住宅を購入することで、人生における住宅費の支出を大幅に節約している人がいます。
参考:住宅費の節約
また、すでに住宅ローンがある場合は、繰上げ返済を検討するのも一つの選択肢となります。
私は数年前、父親に銀行の住宅ローンの繰上げ返済を検討するように薦めましたが、父親は繰り上げ返済を実行してくれました。
その結果、住宅ローンの残債は残り少なかったのですが、総返済額で30万円近く減りました。
私は将来、不動産投資を行いたいと考えてはいますが、日本の不動産市場の将来は、それほど明るいものでもないと考えています。
一番の大きな理由は、少子化が進むことです。
また、日本の住宅事情や住宅ローンは、欧米と比べると、消費者にとって非常に不利になっています。
その辺は、次のページで。
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