人を反面教師にして学ぶ
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前ページの、人から学ぶでも少し触れましたが、自分の理想でない人の姿は、反面教師とすることで、その人からも学ぶことができます。
人を見る時に、その人の仕事のやり方や、時間の使い方、勉強方法などに注目すると、その成果となって現れているのが、その人自身の姿だと思うのです。
その人の姿が、自分の理想ではない場合は、その人の仕事のやり方や、時間の使い方、勉強方法などを真似してはいけません。
ちょっと厳しい言い方になるかもしれませんが・・・
その人のやり方を真似したところで、理想の姿には、近づけない可能性が高いからです。
反面教師として、何をやらないほうが良いのか、どういった仕事のやり方がまずいのか、どんな時間の使い方・勉強方法が無駄になるのか、などを学んだほうが良いと思います。
これは、決して、理想としない人を、邪険に扱うということではありません。
性格が良くて、気が合うのであれば、大好きな仲良し友人になることもあるでしょう。
自分の理想とならない人であっても、敬意を持って、礼儀正しく接しなければならないのは、人として当然のことです。
実際、私にはとても仲がよい友人ではあるけれでも、その友人の行動や習慣はお手本にしない、と考えている友人が存在します。
自分の理想ではない人の行動や習慣を、自分の人生のお手本にはしない、ということです。
特に、仕事や経済面においては、お手本にはしない、ということです。
私には、子供の頃から、反面教師となる大人の存在がいました。
第一に、親です。
私には、早朝から早く出勤し、夜とても遅く帰ってくる父親の姿は、とても理想像ではありませんでした。
父親は、今でこそ比較的仕事にゆとりがあるようですが、20代、30代の若い頃は馬車馬のごとく働いていました。
私のやりたくないこと・嫌なことリストには、「毎朝、飛び起きて仕事に出かけること」という項目があります。(笑い)
これは、若い頃の父親の姿が、影響しているのかもしれません。
次に、学校の先生です。
小学校・中学校・高校を通して、わずか2人ではありますが、中にはとても尊敬でき、大好きな先生もいました。
しかし、総じて学校の先生の姿は、私の理想像ではありませんでした。
生き生きとした、こういう大人になりたい!と思える、理想の先生に出会うことは、ほとんどなかったのです。
学校の先生の仕事は、教育内容の改訂があるとは言っても、毎年ほとんど同じ学習内容を生徒に教えるというものです。
コミュニケーションや人としての倫理を教えることも、学校の先生の仕事とは言えますが、仕事の中心は、やはり科目ごとの授業です。
何年も同じことを、毎年繰り返し教えていれば、それは誰だって飽きるでしょう。
生き生きとした先生が少なかったのは、そういう理由があるのかもしれない。
とにかく、私はかなり早い段階、小学生の時点で、父親の仕事(公務員)と学校の先生になることだけは、絶対に避けようと強く思うようになりました。
大人になってからも、私は、人から学ぶように意識しています。
この人のこの部分はお手本にしよう、でも、この部分はお手本にはしたくないな、など、同じ人から部分部分を見て、お手本にしたり反面教師にしたりすることもあります。
仕事や経済面においては特に、理想とならない人をお手本にしてはいけない、と思います。
理想とならない人は、反面教師にして、その人から学ぶべきです。
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